Qsicでは楽器本体だけではなく、マウスピースやリガチャーなども積極的に買取させていただいております。
マウスピースはもちろんですが、リガチャーも素材や形も様々で、取り付け方ひとつとっても音色や吹奏感に大きく影響するとても重要なパーツでございます。
当店ではリガチャーの販売をおこなっておりますので、気になるものがございましたらぜひ店頭でお試しください!
今回の豆知識では、たくさんの種類がある中から革製リガチャーの魅力についてまとめさせていただきましたので、最後までお付き合いいただけると幸いでございます。
リガチャーとは
リガチャーには、「結びつけること」「連結すること」という意味があります。
管楽器ではクラリネットやサックスのマウスピースとリードを固定するという役割を持ちます。
一般的に金属製のものが広く使用されていますが、金属以外にも・革・木材・プラスチック・ナイロンなど様々な素材のものが次々に発売されております。
革製だと金属製より吹奏感が重い?
私がクラリネットを演奏する中で、はじめは金属製のリガチャーを使用していましたが
音色に「もう少しまとまりと柔らかさが欲しい!」と思い、金属製から革製のリガチャーに変えたことがありました。
結果として私の求めていた”まとまりと柔らかさ”のある音色になり、学生から今でも革製のリガチャーを愛用しております。
革製のリガチャーは金属製より抵抗があり音が飛びにくい場合もございますが、
『丸みのある柔らかい音色』と『音にまとまりがでる』などの革製リガチャーならではの魅力がございます。
なんとなく金属が定番というイメージで革製品を試したことがない方や、まとまりのある音を求められている方には、一度革製のリガチャーをお試しになることもお勧めします!
クリエイティブなリガチャーをご紹介
同じ革製でもそれぞれに様々な興味深い仕様がございます。
その中から特殊な仕様の2点をご紹介をいたします。
1つ目は、ユニークで特徴的なリガチャーを多数作り出してきた”Rovner社のVERSAシリーズ”でございます。
このVERSAシリーズには金属のプレートが2種類付属しており、そのプレートやフラップの位置を入れ替えることで
音の変化をおよそ6種類楽しむことができることをご存知でしょうか。
マウスピースを革のみで包むリガチャーとは異なり金属プレートをリードの接点部に入れることで重すぎず、程よい抵抗感とまとまりを兼ね備えたリガチャーでございます。
セッティング次第では自分好みに変えることができますので、革製のリガチャーに抵抗があった方でも試してみると今までの革製リガチャーのイメージがガラッと変わるかも!
2つ目は、石森管楽器がハンドメードで製造している”KODAMAⅡ”でございます。
この”KODAMAⅡ”は、リードの接触部分にはグラナディラ材、マウスピース接触部分には本革が使用されています。
革だけで作られたリガチャーですと、やや重いと感じる方も少なくないのではないでしょうか。
こちらのリガチャーは、リードとの接触部分に木材を用いることで、マウスピースの振動を抑えすぎず木の温かみが伝わる仕様になっています。
実際に私もこの”KODAMAⅡ”を使用していましたが、革製だからといって抵抗がありすぎることもなく、とてもまろやかで温かい音色を奏でることができました。
革製のリガチャーを検討中の方にぜひおすすめしたいリガチャーでございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このように、革製のリガチャーにも様々な仕様があり必ずしも金属よりも抵抗があったり、音色として暗くなりすぎるようなことは少ないということを今回の掲載で知っていただければと幸いです。
「他にもこんなことが知りたい!」などご意見、ご質問がございましたら、お気軽にお寄せください。
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