先日の当店の記事「電子楽譜か、紙の楽譜か。どうしたものか。」
これを読まれた方の中には、
「あ、紙派なんですね~」とか、
「ついにiPadですか~」
というやり取りをされたこともあるでしょう。
デジタルも紙も一長一短ですが、私は断然デジタル派。
楽譜はPDFにしてタブレットに保存。
何百曲というデータが、いつでもすぐに呼び出せます。
注釈を入れたいときはタブレット用のペンで書き込み。
譜めくりはBlueToothの譜めくり用ペダルで。
スマート感全開の装備。
今回は楽譜のデジタル化の良さについてみていきましょう。
デジタルにすると、紙の楽譜で起きていた”あるあるトラブル”をスマートに回避できます。
「アナログ派だ!」というあなたも、これを読めば気が変わるかも?
紙楽譜あるあるトラブル1.「あの楽譜どこにやったっけ?」
紙の楽譜なら、部屋中探しまわり
「もしかして間違って捨てたっけ?」
なんて不安を抱くこともあったでしょう。
デジタルなら、端末内を検索すれば数秒で探し物は終わり!!
あいた時間でコーヒーでも飲みましょう。
紙楽譜あるあるトラブル2.「あの曲、前にやったよね?」
急に、やる予定ではなかった曲をやりたくなった時、紙の楽譜の場合
「それ、やる予定じゃなかったから持ってきてないよ」
となるでしょう。メンバー間で気まずい空気が。
しかしデジタルなら、「確か~」なんて言いながら、端末を指先でスイスイ。
スマートに呼び出すことができます。
Apple製品でしたら、そのままAirDropで共有完了。
なんてスマート。
紙楽譜あるあるトラブル3.「家の譜面立てに置いたまま!」
たくさんの曲を一生懸命ぎりぎりの時間まで家で練習して、そのまま最後に練習した曲の楽譜を家の譜面立てに置いたまま家を出る。
なんて失敗も、デジタルならしなくて済みます。
ただ、タブレットを忘れないようにしましょう(笑)。
紙楽譜あるあるトラブル4.「本棚がスッキリ」
単純に部屋が片付きます。
棚の空いた部分に、小さい植物でも置いて、オシャレにしましょう。
紙楽譜あるあるトラブル5.「ホールの照明で、大事な注釈が!!」
紙の楽譜の場合、注釈を目立たせるために赤ペンで書いたりします。
セーニョマークやToコーダとか、赤でぐるぐるしたりします。
しかし、どれだけ目立たせようとしても、ステージの照明を赤く照らされたとき、その赤は消えます。
照明の赤に溶け込んで見えなくなるのです。
問題集の答えを隠すアレの状態です。
しかしデジタルだと、画面そのものが発光しているので、周りの照明に左右されません。
隣で迷子になっている紙派のメンバーにどこの小節か、教えてあげましょう。
紙楽譜あるあるトラブル5.「野外ライブで突風が!!」
紙の楽譜の場合、突風が吹くと楽譜は翼を得たかのように飛び立ちます。
その姿は鳥のようで美しいのですが、演奏者はすべてが終わった気持ちになります。
デジタルであれば、そもそも端末が重たいので飛ばされる心配はありません。
専用のグリップを使い、マイクスタンドに設置するタイプでしたら、風の影響は受けないでしょう。
以上のように、紙の楽譜で起こっていた様々なトラブルが解決されます。
いかがでしょうか?デジタルに乗り換える気になってきましたか?
楽譜のデジタル化の特徴としては、管理がラクになるというのが最も大きいでしょう。
長く演奏をされている方であれば、楽譜の量はおのずと多くなります。
デジタル化で、すっきりさせてみてはいかがでしょうか。
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