先日珍しい商品の入荷がありました。それがこの「EXTREME GUITAR FORCE Ultra-Gain」。
Maxon SM9Pro+というハイゲインなペダルをベースに、万能に活用できるようチューンナップされた製品ですが、こちらの制作には田村進氏が関わっていることでも有名です。
エフェクター好きな人からすると「何を今さら・・・」という話だと思いますが、田村進氏は日本のみならず、世界のエフェクター史においても非常に重要な方なんです。というのもあの世界的人気ペダルの生みの親でもあるからです。
【日本が世界に誇るエフェクタービルダー】
田村氏は1974年から約40年間、あの有名エフェクターブランドMaxonにて従事され、数多くのモデルの制作に関わられています。
その中でも特に有名なのがあの「Tube Screamer」シリーズです。特に浮かぶのはIbanez TS808やTS9だと思いますが、その系譜を辿るとMaxon製のOD808というモデルが本シリーズの始まりです。
当時IbanezはMaxonにエフェクターのOEM発注をしており、内容自体は同等ですが国内ではMaxon名義で展開、海外ではIbanez名義で展開しているモデルも珍しくありませんでした。
当時主流であったファズやディストーションとは毛色が違い、中音域をプッシュしてくれる808シリーズは総じて高い評価を得ており、海外で展開していたIbanez TS808の方が世界的にヒットしたという流れになります。
ちなみにIbanez側にはチューブスクリーマーという名称が付いているのは、試作品を弾いた海外の人が「これはチューブスクリーマーだ!」と叫んだことが由来とされていますが真意はいかに・・・。
今回はかなりざっくりですが、田村進氏の紹介をさせていただきました。今ではオーバードライブの基準の1つにまでなっていますが、日本人がここまで世界に影響を与えることも数少ないので、やはり誇らしい気分になりますね。
もちろん今回入荷しているUltra-Gainもハイゲインかつ非常に幅広く活用できるペダルとなっていますので、気になる方はぜひお試しくださいね!
お気軽にコメントしてください。