アコースティックギターの弦を選択する際、コーティング&非コーティング、素材の違い、メーカーの違いなど、いろいろあって悩んでしまいますよね。というわけで、初心者の方が弦を交換する際の参考になるよう、弦のゲージ(太さ)の差による違いをご案内いたします!
(今回は分かりやすいように、定番のダダリオ弦でご説明いたします)
Light(ライト)
1st:0.012
2nd:0.016
3rd:0.024
4th:0.032
5th:0.042
6th:0.053
まずは定番のライトゲージです。新品のギターに最初に張られている弦の太さはほとんどこのゲージで、バランスの取れた扱いやすいサウンドが魅力となっています。最初からこのゲージを使って、他のゲージを試したことがない!という方も多いのではないでしょうか?初心者の方やエレキギターから持ち替えた方とっては、ちょっとしんどく感じてしまうかもしれませんが、これで慣れてしまえばもう大丈夫です!
Extra Light(エキストラ・ライト)
1st:0.010
2nd:0.014
3rd:0.023
4th:0.030
5th:0.039
6th:0.047
こちらは、一番細いゲージのエキストラライトです。弦自体が細くテンションが弱いため、押弦時のストレスが少ないのが魅力の太さです。長時間の演奏時にも疲れが少なく、ギターをはじめたばかりですぐに指が痛くなってしまう人でも押さえやすいのではないでしょうか。一方、サウンドに関しては、軽やかなサウンドになる傾向があり、低音域が出にくくなります。パワフルなストロークプレイなどでは物足りなく感じてしまうことも!音よりも弾きやすさが大事、という方におすすめです。
Custom Light(カスタム・ライト)
1st:0.011
2nd:0.015
3rd:0.022
4th:0.032
5th:0.042
6th:0.052
こちらのカスタム・ライト・ゲージは、上記の2種の中間くらいの太さとなっています。ライト・ゲージでは指が痛いけど、エキストラ・ライト・ゲージでは音が細すぎる…という方に最適なのがこちらです。
Medium(ミディアム)
1st:0.013
2nd:0.017
3rd:0.026
4th:0.035
5th:0.045
6th:0.056
こちらのミディアムゲージは、ライト・ゲージと比較してもかなりテンションが強く、押さえづらい太さとなっています。サウンドは低音域の図太さによる、迫力のあるものとなっており、ストロークを中心にプレイする方にとっては気持ちのいいサウンドです。その分、ネックにかかる負担も大きいため、ネックの弱いギターや繊細なギターには注意が必要です。ネックの反りやトップ材のふくらみを防ぐため、演奏後はチューニングを緩めておくようにしましょう!
さいごに
弦のゲージはいろいろとありますが「初心者だから細くないとダメ!」「太い弦だから上級者なんだ」というわけではありません。自分にとって弾きやすく、プレイスタイルに合った弦であればOKです!各ゲージの特徴を理解し、自分に合った弦を見つけてくださいね!
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