ソロギタリスト御用達!変則チューニングの魅力とは 

ギターのチューニングでよく耳にする「変則チューニング」。エレキギターやベースでも使用する人は見かけますが、ドロップDチューニングや、ドロップCチューニングなど、通常のギターよりも全体的に音を下げるチューニングがメインですよね。ソロギタリストは同じ変則チューニング使用者の中でも特にトリッキーなチューニングを使用するジャンルなので、今回はいくつか紹介します!

エレキギターやベースでもよく使う!ドロップD

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こちらはソロギタリスト以外でもよく使うチューニングですね。6弦のチューニングを通常よりも1音落とし、Dの音まで出せるようにすることで表現の幅が広がります。ヴァンヘイレンモデルなどには即座に6弦をDに落とすことができる「D-tuna」という部品が搭載されているのも有名です。最近では多弦ギターやベースの使用者が多くなって、このチューニングの使用者は減ってしまった印象があります。

ソロギターの定番!DADGAD

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こちらはいわゆるオープンチューニングと呼ばれるものの代表格です。アコギを弾く人ならダドガド(DADGAD)という愛称を聞いたことがあるかもしれませんね。日本の代表的なソロギタリストである押尾コータロー氏や、スラム奏法などのテクニカルなプレイが多いペッテリ・サリオラ氏も、多数の楽曲に採用しています。タッピングやボディヒットを多用する、ジャスティン・キング氏は「自分にとってスタンダード・チューニングはDADGADだ」というほど、ソロギタリストにとっては演奏しやすく、ポピュラーなチューニングです。迫力のあるタッピングハーモニクス(ハーモニクスポイントを右手で叩いてハーモニクス音と打音を同時に出す奏法)が出しやすいのがポイントです。

明るく綺麗な響き!オープンF

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部分的にレギュラーチューニングよりも音を高くする必要がある「オープンFチューニング」は、明るく美しい響きが特徴です。音の並びはFACFCFとなっており、特に2弦と1弦はチューニングのたびに弦が切れてしまいそうで冷や冷やしてしまいます(笑)。有名どころでは、エリック・モングレイン氏の「Air Tap!」(ギターを寝かせて演奏するラップタッピング奏法が特徴的)や、ドン・ロス氏の「Hoover the Musical Dog」などで使用されています。いずれもハーモニクスの音が独特の美しさを持つ楽曲です。

アンディ・マッキー好きならこれ!ECDGAD

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言わずと知れた人気のソロギタリスト、アンディ・マッキー氏の楽曲を語るにはこちらのチューニングは欠かせません。彼の楽曲の中でも人気の高い「Rylynn」や「For My Father」「Keys to the Hovercar」などで採用されている「ECDGAD」です。あまり他のアーティストで使用しているのを見かけませんが、低音弦側のチューニングはテンションが高いため、張りのある低域を出すことができ、高音弦側は開放弦やタッピングで扱いやすい並びになっていて、なかなかハイブリッドなチューニングです。前述の「Rylynn」ではこのチューニングをした上で、さらに6~3弦のみ、5フレットにカポタスト(バンジョー用)を付けるという変態さですが、楽曲の人気もあり、コピーにチャレンジしているギタリストは多そうです。

さいごに

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ソロギタリストは、一人でいろんなパートを演奏するという独特なプレイスタイルなので、楽曲を演奏しやすくするために独特なチューニングが多数使用されます。主に「叩き系」と呼ばれるソロギタリストは、「タッピング」「タッピングハーモニクス」「スラム奏法」などを使用し、フレーズの切れ目に開放弦の音を巧みに織り交ぜ、楽曲を深みのあるものに仕上げます。オープンチューニングは、開放弦の音が綺麗な和音になっているので、アレンジが非常にやりやすく、音の数も多くできるので、よく使われるのですね。

まるで複数人で演奏しているかのような深みのある「ソロギター」。一曲演奏できるようになった時の達成感はなかなかのものです!今回紹介させていただいたソロギタリストの楽曲はかなり高難易度ですが、しっとりとしたアレンジの曲ならもう少しはじめやすいかと思います。もし興味があればぜひチャレンジしてみてください!

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