エフェクターや機材のべたつきの原因は? 

つい数週間前のこと。
録音のために、お気に入りのハンディレコーダーを使おうと思い、いざ取りだしたら…


※写真はイメージです

「べたべたになってる!!なんで?ケースに入れてたし、傷もつかないように綺麗に使ってたのに!!」

このように、通常通りに使っているのに、機材のプラスチック部分やエフェクターのゴム部分がべたべたしてきたという経験はございませんか?
これ、結構ストレスですよね。
ケースから出す時、セッティングする時、使うとき、しまうとき、とにかくいつもべたべたしている。

原因は?

この現象、湿気が原因のようです。
プラスチックやゴムは湿気(水気)に、反応しやすく、それであのべたつきが起きるそうな。

そういえば、自分の部屋では乾燥がイヤで加湿器をよくつかっています。
しかも、時々消し忘れて部屋に霧ができていることも…確実にこのせいですね。

このべたつきが起きる現象を、加水分解というそうです。

”加水分解とは、反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応のことである。水解とも呼ばれる。”(Wikipedia参照)

あのべたつきは、機材たちが水に反応して分解生成物を得た結果。という事です。

”得た”と書かれると、トクした感じがしますが、使う側としてはソン。
その生成物がどういうもので、どうしてべたべたしているのかはさておいて、どうにかべたつきを除去できないものか。

除去する方法は?

除去する方法を調べてみると、意外とあっさり(さすがインターネット)解決策が見つかりました。

その解決策とは、「無水エタノールで拭く」というものでした。

運よく、無水エタノールを持っていたので、早速自分のハンディレコーダーで試した結果。

素晴らしい程にべたべたが取れていき、元通りになりました!
その他に、べたべたのスピーカーもありましたので、それも無水エタノールで拭いて元通りに。

より詳しく調べてみると、プラスチックや樹脂の種類の違いで、べたつきやすいもの、そうでないものがあるようです。

また、無水エタノールはアルコールですので、プラスチックやゴムの種類によっては質感が変わったり、変色の恐れもございます。
試される場合は、取扱説明書などで、使われているプラスチックの種類をご確認の上、慎重にご判断頂きますようお願いいたします。

 

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