サウンドの傾向や仕様の違いから、ライバル的に語られることが多い両ブランド
Fenderは伝統の仕様から少し外したユニークなモデルを出すとユーザーからは好意的に受け入れられることが多く、Gibsonはユニークなモデルで賛否を巻き起こしている気がするのは私だけでしょうか。
今回はGibsonではないのですが、関連のあるEpiphone製レスポールでユニークなモデルが入荷していたのでご紹介します。
Epiphone Les Paul Special II GT Tremolo Worn Black
ボディはマホガニー、ネックはハードメイプル、スリムテーパーなので細いグリップ、そしてボルトオンジョイント。
ネックの材とジョイントはレスポールの伝統から外れていますが、この辺りはエピフォンでも安価な価格帯のレスポールではままある仕様。
フラットトップです。
シンクロナイズド・トレモロ・ブリッジを搭載!
ここにシビれます。
レスポール・スペシャルIIなのでエントリーモデルにあたるギターなのですが、なかなか攻めた仕様。
さらに、トーンのポットがボタンになっていて、押いている間は音が消えるキルスイッチ機能付き。
ミディアムジャンボのフレットで指板Rは14
プレイヤーのターゲットを絞った仕様ですね。
アーミングをしないとしても思わず欲しくなるルックスをしたモデルです。
Gibsonにもトレモロユニット付きレスポールあります。
本家ギブソンにもビグスビー以外でアーム付きレスポールが存在します。
Les Paul Axcess
そちらがFloyd Roseユニットを純正仕様で搭載したGibsonのレスポールということで有名です。
様々な特徴があるのですが、大きな要素としては
・ネックのセット角の変更
こちらがFloyd Roseを搭載するための専用設計のようです。
・通常のLes Paulよりも薄いボディ
・ボディバックにコンター加工
・ネックジョイントにはヒールレス加工
・コイルタップも可能
機能性だけでいえば、なかなか弾きやすそうです。
仕様を見て、複雑な感情になる方のお気持ちもお察しします。
ギブソンのギターは、楽器や道具としての機能面以上に大事な要素がそれぞれギタリストの中にあるのかもしれません。
Floyd Rose搭載のレスポールには興味があるが、バックコンターやヒールレス加工は抵抗があるという方には
Les Paul Studio w/Floyd Roseという型番も出ていましたので、この辺りを中古市場で狙ってみるのもいいかもしれません。
Les Paul Axcessの写真がご用意できなかったのは…現在(2020/11/12)当店に在庫がないからです。
買取させていただいて、入荷しましたらその時には改めて記事にしてご紹介させていただきますね。
それではまた。
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