ミニハム+シングル+ハム!!? Gibson Nighthawk 

今年も9ヶ月ほど過ぎ、気づけば涼しくなって、とうとう秋が実感できるようになりました。
食欲の秋。
食べ物の期間限定メニューに弱いのは私だけでしょうか。
旬の食材のもの、企業間のコラボ企画、などなど
定番メニューを超える神回がたまにあるのが侮れませんね。

今回ご紹介するギターは結果として”期間限定メニュー”になってしまったモデルです。

Gibson Nighthawk

ギブソンのナイトホークが入荷しました。

1993年から1998年頃まで製造されていたギターです。
セールスが奮わず、製造終了となった旨の記載がネット上には多く見受けられます。
しかし、2009年にLimited Edition Gibson Nighthawk、2010年にGibson Nighthawk Standard、2011年にはGibson Nighthawk Studio、2013年にはGibson 20th Anniversary Nighthawk Standardが発売されており。
ギブソン側はナイトホークをかなり気に入っているご様子。特別な仕様がユーザーの関心を集めるのか、レギュラーラインナップではないにしては、ハイペースで生産されています。

似たような外観のモデルとしてセミホロウ構造のThe Gibson Blueshawk、2 Blues 90ピックアップとバリトーンスイッチが搭載されたThe Gibson Little Lucilleなどもあります。

今回入った個体は1995年製、Nighthawk Standard
メイプルトップのマホガニーボディ、マホガニーネック
定番メニューのレスポールのような見た目ですが、バックコンターが入っていますね。
弦はボディに裏通し、フェンダー的な6連サドルのブリッジです。
リアはスラント(斜め置き)のハムバッカー、フロントはミニハム。
センターはシングルコイルの5wayセレクターです。

2ピックアップのものと、3ピックアップの仕様が存在します。
(今回入荷の個体はリアピックアップがセイモア・ダンカンのものに交換されていますが、本来は出力が低いものが搭載されているようです。)

3PU仕様は5wayセレクター、トーンノブのプルアップでコイルタップが可能。
ボディの外側のポジションから順番に、1.リア、2.リア+フロント、3.フロント、4.センター+リア、5.フロント+リア(両側シングル駆動)のように切り替わります。普通のHSHの5wayとは違うセレクター動作です。
コイルタップ時は3シングルの5wayセレクターのストラトように動作し合計10通りのバリエーションです。

なんと、ネックが25 1/2スケール!フェンダーと同じロングスケールなんです。
前述のコントロールの特徴もあって、ギブソンっぽくはないけれど色んな音が出せます。

一味違う、革新的なギブソン。
見かけたらぜひ試してみてください。
なかなかいいですよ。

定番モデルはもちろん、レアな仕様のモデルも入荷するととても嬉しいです。
お持ちの楽器の売却をご検討の方はぜひご相談ください!

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。