皆さんはテルミンをご存じでしょうか?
シンセサイザーの元となったとも言われている、世界初の電子楽器。
それが「テルミン」です。
※写真は、以前当店が買取させていただいた、Moog Etherwave Plus Theremin Ash
楽器に触れることなく音を出すそのさまは、どこか呪術的で不思議な魅力があります。
発明された当時はホラー映画やSF映画の効果音として使われていたこともあるそうな。
演奏方法
テルミンには、アンテナが2本あります。
演奏者は、その2本のアンテナに手を近づけたり離したりすることでテルミンを演奏します。
上方向に伸びるアンテナで音の高さを、水平に伸びたアンテナで音量を操ります。
手を近づけたり遠ざけたりして出るサウンドは、非常に独特に感じられ、
「何に使うの?どうすれば音楽になるの?」と思われます。
しかし熟練した演奏者は、これを見事に操ります。
この、パメリア・カースティンさんの演奏は感動的です。
2:45~からのウォーキングベースでは拍手が起きていますね。
演奏する動きが、ウッドベースを弾く様とそっくりなのも興味深いです。
これまでもテルミンは、オーケストラやロックバンドに混ざって演奏されたことがあります。
ネオソウルで有名なディアンジェロ氏も、コンサートでテルミンを使ったことがあるほど。
演奏の難易度は高いものの、発想自体でどのようなジャンルにも加えることができる楽器と言えるでしょう。
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