それぞれのサイズに良さがある – ウクレレのサイズとチューニング 

ウクレレを選ぶ際に重要な項目として、サイズがあります。

コルドバ ニジュウ ティーエム シーイー
※写真は、当店が以前買い取りさせていただいたテナーウクレレ。Cordoba 20TM-CE【売却済】

サイズには大きく分けて4種類あり、それぞれでサウンドに違いがあります。

小さい順に、

  • ソプラノ 全長21インチ 約53.3cm
  • コンサート 全長23インチ 約58.4cm
  • テナー 全長26インチ 約66.0cm
  • バリトン 全長30インチ 約76.2cm

一聴して「ウクレレのサウンドだ」と感じられるのは、ソプラノサイズかコンサートサイズのウクレレでしょう。
コロコロとした優しいサウンドで、歌のバックでコードを弾くのに適したサウンドです。

また、テナーサイズのウクレレも、プロミュージシャンの間でよく使われています。

テナーサイズのウクレレは、ソプラノやコンサートサイズのウクレレと比べてボディが大きいため、

  • 音量が出る。
  • 単音弾きでもサスティンが伸びる。

といった点から、単音でソロを弾くのにも向いています。
ウクレレの本場、ハワイでもこのサイズが主流になりつつあるという声も。

写真のCordoba 20TM-CEのように、アンプに接続してスピーカーで鳴らすことができる仕様のものも多くあります。

一番大きなバリトンウクレレは、ウクレレというよりは小さいギターのようなサウンドです。

それぞれの音域とチューニング

通常、「ソプラノ」「テナー」といった言葉は、管楽器や声楽などで用いられ、それぞれで音域が異なるものです。

しかし、ウクレレの「ソプラノ」「テナー」は例外です。
ウクレレで言うところの「ソプラノ」「テナー」は、ただボディサイズを表すものです。

「ソプラノ」「コンサート」「テナー」で、音域は変わらず、チューニングも全てG-C-E-A。

バリトンウクレレは、D-G-B-Eというチューニング(その他のウクレレの2弦のEと、バリトンの1弦のEの実音が同じになるように)。

チューニングや音程は同じでも、ボディサイズによってサウンドに個性があります。

ボディサイズが小さい方が、サスティンが短くコロコロしたサウンドになりやすいです。
大きくなるにしたがって、サウンドに奥行きや広がりが出てきて、ギターのようなサウンドに近づきます。

ぜひそれぞれを弾き比べて、お好みのサウンドをお選びください。

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コメント

  1. エビナヒビキ より:

    バリトンウクレレの調弦は、DGBEを1オクターブ下げた音程と理解していいですか。

    • 古賀隆博 より:

      返信が遅くなりまして申し訳ございません。
      コメントありがとうございます。

      ご質問の件についてでございますが、エビナヒビキ様のおっしゃるように表示の楽譜よりも1オクターブ下げたDGBEが、バリトンウクレレのチューニングでございます。
      「ソプラノ」「コンサート」「テナー」の2弦のEと、バリトンの1弦のEが同じ音になるように。と考えていただけるとわかりやすいかもしれません。
      ブログの画像には8vbを追記して、差し替えさせていただきます。

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