ウクレレのボディに使われる板の構造には大きく分けて2種類あります。
「単板」と「合板」です。
単板
単板にも、「オール単板」と「トップのみが単板」の2種類があります。
「オール単板」は、ボディのトップ、サイド、バック、それぞれが1枚の板からできているという構造。
写真は、オール単板のMartin 2 Concert※売却済
「トップのみが単板」は、トップは単板ですが、サイドやバックは合板という組み合わせ。
単板は繋ぎ目が少ないため、弦の振動をボディ全体によどみなく伝えることができます。
そのため、後述する合板と比べると、良く鳴り、音量が大きくなりやすく、サスティンも長くなる傾向にあります。
また、弾いていくうちに木材が音の振動に呼応し、木と音が育っていく。とも言われます。
木材本来の音を楽しむことができるため、人気です。
単板構造のものは、製作コストが高いことが多く、外部からの衝撃にも弱い所がデメリットと、よく言われますが、それらを差し引いても、あり余るほどの魅力が、そのサウンドにはあります。
オール合板
トップを含む、ボディ材が全て合板という構造。
合板は一般的に、複数枚の薄い板を木目が交差するように互い違いに重ねて、特殊な接着剤で接着して作られます。
写真は、ブビンガ合板のFamous FU-150※売却済
そのため、木材の強度が高まっています。単板よりも耐久性に優れ、気温や湿度の変化が激しい日本の気候にも強いと言えるでしょう。
しかし、繋ぎ目に接着剤を使うなどの理由から、弦の響きがボディに伝わる過程で、振動が吸収されたり、逃げてしまいます。そのため、単板とくらべると、木材本来のサウンドは損なわれていると言えるでしょう。
そのかわり、単板よりも低価格のものが多く、手に入れやすいというメリットもあります。
どちらも、メリットとデメリットがありますが、実際に弾き比べるなどして、その違いを体感してお選びください。
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