近年では機材のサイズダウン化がどんどん進んできているように感じます。技術が進歩し、大きな基板やパーツがなくとも、多彩な使い方や上質なサウンドを実現しています。
その中でもコンパクトペダルをさらに小さくしたミニペダルも数多く製品化されるようになってきました。「これが導入できればボードにスペースができて、他のエフェクターも組み込めるなー。でも本当に小さくても良いのか…」と悩まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当店でも話題のミニペダルが数多く入荷していますので、それをピックアップして、ご紹介していきたいと思います!今後のペダル選びの一助になれれば幸いです!
【 TRIAL PockeTS 】
TS系オーバードライブにはなりますが、トーンやゲインの幅が広く、TS9系統のまろやかなトーンから、TS808系統の中高音域のエッジが立ったドライブサウンドまで表現することが可能です。DRIVEを上げることで音の太さや音圧もグッと上がっていくので、クリーンにさらっと歪みを上乗せしたすっきりしたトーンから、ディストーションのような厚い壁をつくったりなど、非常に用途が広い印象を受けました。
ストラトで試してみましたが、中音域にべースを置いたサウンドなだけあって、どのPUポジションでもバランスよく補正をしてくれるので、ストラトの良さをさらに持ち上げてくれます。全て12時設定でも程よいドライブ感とサステインが得られるので、初心者の方も扱いやすいと思います。
ざっくりですが、TS9系ならDRIVEを10時辺り、TS808系ならDRIVEを13時辺り(TONEも少し上げる)、そこからさらに音圧を付与したければ15時辺りにしてみると、イメージに近いサウンドになるかと思います。上述したようにトーンの効き幅は広いので、レスポールなどをお使いの場合でも心地良いポイントはちゃんと探し当てられますよ。
ハードロック・メタル向けのドンシャリサウンドは作れませんが、それ以外であれば使えますよ!とおすすめできるほど、バランスのとれたオーバードライブです。
オールインワンなマルチプロセッサーも良いですが、質の良いミニペダルを揃えてみるのも面白くないでしょうか?
まだまだ世の中には非常に質の高いミニペダルが多数ございますので、引き続きご紹介していきます!次回もお楽しみに!
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