【製造年を見分けるポイント~Fender編~】 

「この楽器の製造年はいつですか?」というお問い合わせをよくいただきます。
確かにどこを見れば楽器の製造年を特定できるかイマイチわかりませんよね。

メーカーによって製造年を特定する方法は様々ですが、今回は60~70年代のFender製ギターやベースはどのようにして製造年を見分けるかについて書かせていただきました!

シリアルナンバー

シリアル
まずはネックジョイントプレートやヘッドに刻印 or 記載されたシリアルナンバーが、製造年を特定する最もスタンダードな方法です!
これはFender製の楽器だけでなく、多くのメーカーはシリアルナンバーから製造年の特定が可能なんですね。
ただこれもメーカーによってシリアルナンバーの解読方法が違ったりするので難しいところです。
Fenderビンテージは基本的には通し番号ですが、シリアルナンバーの頭がアルファベットのLから始まる「Lシリアル」と呼ばれるシリアル形態があったりもします。

ネックデイト


ネックエンド部分に製造された「日/月/年/ネックシェイプ(A~C)」のスタンプが押されているので、ここを見ればほぼ間違いありません!
ビンテージは特に注意してみないといけない部分ですね!
ちなみにネックシェイプはAからCにかけて太いシェイプとなります^^

ポットデイト


ボリュームやトーンに刻印された数字からも製造年特定のヒントになります!
例えば「304-7116」というような刻印があった場合、
初めの304は「ポット製造メーカーの工業番号」(この場合はSTACK POLE社製です。)
次の71が「製造年の西暦下2桁」
最後の16が「何週目に製造されたか」を表しています。
ポットだけでも結構な情報が詰まっていることがわかりますね!
しかしポットは消耗品でもありますのでビンテージ品は交換されているケースが多くあります。

まとめ

自分が持っている楽器の製造年が気になる方は多くいらっしゃると思いますが、楽器には製造年を表すヒントが各所にございますので、気になった方は是非ともご自身の楽器をチェックしてみてください!
もしかすると新しい発見があるかもしれませんよ!

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