ロータリーを切り替えよう!~オルガンの演奏に悩んでいませんか?~ 

シンセサイザーをされるお客様の中で、「どうしてもオルガンの演奏がうまくできないの~」というお話を伺うことがあります。

そうなんです!私もエレクトーンを始めた頃に悩んだんです。
「なんかオルガンの演奏がCDみたいにかっこよくないぞ!」と。
(その曲は今でも覚えているんですが、スティービー・ワンダーの「I Wish」をオルガンにアレンジした曲でした><)
シンセサイザーをはじめてから、さらにその悩みは増えていきました。。。

私はずっとピアノをしていたのですが、ピアノの演奏はサステインペダルとセットなところがあり、音の減衰も足で調整している場面が多いのですが、オルガンは手を離せば音が切れ、さらに演奏方法もいろんな技が存在し、それに慣れることができず、一時期はオルガン恐怖症になりそうでした。

そんな恐怖心バリバリの私を救ってくれたのが、「ロータリースピーカー」の機能でした。

レスリーに代表されるロータリースピーカーのサウンドをシミュレートしたもので、当時、私が新たに所有したシンセサイザー「Clavia Nord Electro2」にはロータリースピーカーコントロールがり、「ON/OFF」「STOP]「FAST」ボタンが付いていたんです。

(ちなみに画像はNord Electro 5Dで、2とは配置と仕組みが変更されています。)

もちろん、それまで所有していたワークステーションタイプにもロータリースピーカーのシミュレートは搭載されていたのですが、私の勉強不足で使いこなせていなかったので、このシンプルなコントロール部に衝撃を受けたんです!

ボタンを押すだけでダイナミックに緩急をつけられるため、オルガンの演奏が楽しくなっていき、すっかりオルガン恐怖症も克服することができました。

現在ではワークステーションタイプでも、軽量なライブ向けのシンセサイザーでも、コントロールの仕方は異なりますが、簡単にロータリー効果を楽しむことができるようになっています。
以前の豆知識にも記載しましたが、フットスイッチで切り替えられるモデルもあります。→詳しくはこちら

最後に、切り替えのタイミングも悩みどころかと思うのですが、以前、オルガン奏者さんに伺ったところ、ある程度の型はあっても、絶対的な「決まり」はないので、アンサンブルに適した切り替えを自分好みで行って良いそうです^^

あえて言うならば、盛り上げたいときは「Fast」が鉄則ですが、それもその時の曲調やバンドメンバーの構成、フレーズによって、自分好みの切り替え方で良いんじゃないかな、ということでした。

まずは思いっきり楽しむことが大事ですよね!
もしも、オルガンの演奏に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、とにかくロータリーをたくさん切り替えてみる!というのも良いかもしれません♪

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。