アコースティックギターのスタンダードモデルとして名高いMartin HD-28。今まで細かな仕様の変化はあれど、2018年にその仕様が大幅に変更されました。今回入荷があったので新仕様について簡単に説明させていただきます!
★まずは見た目の違い
新D-28に関してはピックガードがブラックからべっ甲柄に変更されているなど大きな違いがありますが、新HD-28に関しては前からパッと見た感じ、大きな違いはありません。ブリッジピンがブラックドットからべっ甲ドットに変更されたのと、塗装がエージングトナーとなり、ややヴィンテージライクな色味となっています。
★ヘッドロゴ
ヘッドロゴはオールドスタイルのスクリプトロゴを採用。ヘリンボーンやボディ全体のカラー、ボディバックのジグザグ・バックストリップなどと相まって、よりヴィンテージライクな仕上がりとなっています。
★ペグの変更
旧HD-28はクローズバックのものが使用されていましたが、新HD-28はオープンギアのペグに変更されています。これによりヘッドの質量が軽くなるため、従来のモデルよりも弾むような軽やかな鳴りが期待できます。
★ブレーシング構造
ブレーシング構造がフォワードシフテッド&スキャロップドブレーシングに変更されています。これによりブリッジ周りの振動が大きくなり、新品の時から大きな鳴りが得られます。
★総評
新HD-28と旧HD-28、どちらが扱いやすいかといえば、個人的には新HD-28かと思います(かなり現代的なサウンドに仕上がっています)。良くも悪くもサウンドはかなり変わりましたので、往年のサウンドがお好きな方は程度の良い中古品を探すほうが良いかもしれないですね。D-28やHD-28など、2018年以降に仕様変更されたモデルは、いずれもサウンドが大きく異なりますので、購入前に一度比較してみることをオススメします!
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