【実は姿を消す可能性があった2大巨頭】 

エレキギターの定番というとストラトキャスター・レスポールの2つが浮かぶと思います。言うまでもない2大巨頭として君臨しているモデルですが、実は生産中止、またはその危機に陥っていたモデルだったのをご存知でしょうか?

・Gibson Les Paul
1952年に誕生→当時の音楽シーンからするとパワーや重量がありすぎて人気が落ちる→1960年に生産中止→エリック・クラプトンやキース・リチャーズなどの使用により再評価。1968年に再販開始する。(一時期今のSGがレスポールとなった事も有名ですね)

・Fender Stratocaster
1954年に誕生→1960年代はいわゆる「テケテケサウンド」の全盛期に。使用するアーティストが減少し生産中止を検討→1966年にジミ・ヘンドリックスによって評価が変わる。その後アーティストがこぞって使うようになる。

今の人気の高さからは想像できないですよね。その他で現在もある人気モデルでも、Gibson Flying VやFenderのJazzmaster、Jaguarなど、当時のタイミングやシーンと合わず、一旦生産中止になっているモデルは結構存在します。

中古の相場などを見てて、この年代だけなんで飛び抜けて値段が高いの?と思われた場合は、生産中止のタイミング付近で販売されていたモデルかもしれません。

今は音楽界に欠かせない2大巨頭がもし生産中止になっていたら、全然違う音楽シーンになっていたのかなと思うと興味深いです。ただ、バンドサウンドの衰退が著しい今日この頃。下手したら歴史を繰り返す事になるかもと思うと、バンドサウンド好きの自分としては少し恐ろしいですね…。そうならない事を祈ります。

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