最高級材!アディロンダック・スプルースの魅力! 

アコースティックギターにおいて、ボディの材質はサウンドに大きな影響を及ぼします。特にトップ材による変化は大きく、シダー(杉)やスプルース(松)の違いだけでモデル名を分けるほどです。今回はアコギのトップ材の中でも最高級と言われている、アディロンダック・スプルースを簡単に紹介させていただきます!

アディロンダック・スプルースとは

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『アディロンダック・スプルース(Adirondack spruce)』は北米のアパラチア山脈から取れるレッド・スプルースの一種で、ニューヨーク州北部にあるアディロンダック産地で採れる良質な木材です。戦前のアコースティックギターのトップ材として多く使用されていた木材ですが、今では非常に希少な木材となり、高額なギターに多く使われるようになりました。個人的にいろんなギターを調べてみたりすることもあるのですが、Martin D-45 Golden EraやGreenfield Guitars G4.2 など超高額ギターには多く使用されています。

サウンドは?

TRY

あまり大きな木材ではないアディロンダック・スプルースは、木目の幅が広く材自体にある程度粘りがあるのが特徴です。その為、サウンドも粘り強くダイナミックなのが魅力となっており、同サイズのものと比べてかなり音量が出るように感じます。ストローク、フィンガーピッキングのどちらでもバランスよく鳴りますが、いずれの場合でも低音の豊かさが気持ちいいですね。
(試奏ギター:Gibson J-45 Red Spruce 2013年製)

簡単な見分け方

Adirondack

↑アディロンダック・スプルース ↓シトカ・スプルース

Sitoka

前述の通り、アディロンダック・スプルースは木目の幅が広いのが特徴です!シトカ・スプルースと比較してもこの通り!木目の幅広さが一目瞭然ですね。1970年代以前のMartinなどはスペック上ではスプルースの産地を細かく分けていなかったので、同じ年式でもアディロンダック・スプルースが使用されていたものも稀にあったりします。ヴィンテージを探される際にはぜひ木目の幅の広さを確認してみて下さい。

さいごに

いかがですか?普段あまり弾くことの出来ない超高級材アディロンダック・スプルースの魅力を少しはお伝えできたでしょうか?試してみたい!という方はアディロンダック・スプルースが使用されたギターをぜひ当店でお試し下さい!

https://www.gakkikaitori.com/url/he

ギター担当:赤松 (レッド・スプルース)

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