年齢を重ねてまいりますと、いろいろ生活も変わってくるものでございます。
実家に住んでいたのが一人暮らしとなったり、転勤や転職で引っ越しを経験したり、結婚したり、家族が増えたり・・・
という具合に取り巻く環境は変化していきます。
楽器を趣味としている人からすると、生活の環境の変化というのは本当に大きな影響が出ます。
(他の趣味もそうかもしれませんが・・・・笑)
・新しい部屋では、実家で使っていた全ての機材を持っていくのが難しい・・・
・以前はヘッドフォンを使わずに弾いていても大丈夫だったが、今の部屋では苦情が来た・・・
・最寄りの練習スタジオが遠くなり、重い機材を運べない(運びたくない)・・・
・誰かと一緒に住んでみると好きなところに物を置けない(こともある)・・・
・家族が増えて、手持ちの機材をコンパクトなものに入れ替えないといけない(と言われている)・・・
などなど他にもいろいろと事情はあるかと思うのですが、変えないといけない事というのが出てくるかと思います。
そんな中で最も標的となりやすいのがアンプではないでしょうか。
【邪魔、重い、ウルサイ】
と、楽器を演奏しない人からすると評判の良くないアイテムだと思います。
しかし、演奏者サイドからしますと、音を出してモニターしながら練習しないと、ちゃんと弾けているかがわからないなどプレイ面にも影響が出てくる重要なポイントです。
そして、何より楽しくないですよね・・・。
流石に、仕事が終わって帰宅後の夜中に音を出してというのは、皆さん考えておられないとは思いますが、
休日のお昼間に周りに影響の出ない範囲でとか、ヘッドフォンをしてなら使いたい所です。
趣味は楽しむためにあると思いますので、「楽しくない」というのは本末転倒です。
ですが、それと同時に、周りの人に迷惑をかけてまで続けていくのも、「楽しくない」ですよね。
『何とかならないかなぁ・・・』
とお考えの方も多く、実際に店頭でのお問い合わせも多いお悩みでございます。
そんなお悩みを解決するのに一役買えるかもしれないのが、ここ数年各メーカーから発売されている
「ミニアンプ/オーディオプレイヤー」と分類されるアイテムの数々でございます!
近年、様々なモデルが発売されており機能もサイズも本当にバリエーションが豊富でございます。
そんな便利機能が多数搭載されているモデルをご紹介していこうというのが今回の趣向でございます。
さて、何と言っても、この手の商品の先駆けとなったのは、
YAMAHA THRシリーズかと存じます。
こちらの商品が発売される前のアンプといいますと、
【より本格派に近づけながらも自宅レベルの音量で使用できる】
というのが価値基準とされていたかと存じます。
ところが、THRは変わりゆく住宅環境やユーザーの傾向をいち早く取り入れ「オフステージアンプ」という、全く新しい切り口を打ち出しました。
(ステージの外で気軽に楽しめる)をコンセプトとし、ハナからLIVEやスタジオで使う事は想定せず家や楽屋で手軽に弾く用にと振り切った内容のアンプとなっております。
ですので、大きなスピーカーが搭載されている訳でもなく、特別大きな音が出るでも無く、
「ちょっとアンプにつなぎたいな」
という気持ちに応えられる<程度>に収めているのがポイントかと存じます。
商品バリエーションも多く出ており、サウンドの好みやエフェクトの好みによって商品が選べるというのも特筆すべき所でございますが、何よりここまで大ヒットとなった要因の一つは(あくまで主観ですが・・・)部屋に置いていても邪魔にならないインテリアとしても成り立つ洗練されたデザインがあったのではないかと。
ここは、同居されている方がいる人にとっては本当に大きなポイントとなってくると思います。
「あっ、思っているより小さくて軽いね。見た目もオシャレやしこれやったらええで」
と言って貰えやすくなるのですから。
また、こちらのTHRもそうなのですが、AUX INの機能が搭載されているモデル。
例えば、
BOSS eBand JS-10なんかもそうですね。
これらは、ギターアンプとして使える反面、外部音源を接続してスピーカーとして使用することも可能なのです!
今は、CDを出してきて、コンポに入れて・・・というようなご家庭は本当に少なくなったと思います。
ほとんどはスマフォなどにダウンロードした音源を入れておいて、ヘッドフォンで聞くというのがスタンダードではないでしょうか。
その反面、
「音楽はスピーカーから聞きたい、何か用事をしながらBGMとして流したい」
と思っている方も意外と少なくないとお伺いしております。
だけど、大掛かりなスピーカーやPCを起動してまでは面倒くさい・・・。
そこで、これらのアンプの登場です。
AUX INに繋ぐとスピーカーとして使うにも申し分のないクオリティで音楽を聞けます。
ギターアンプとして使わない時にも使える。
しかも、自分以外の人にも恩恵がある(可能性がある)というのは魅力的なポイントではないでしょうか!(説得するのに)
他にも、
Bluetoothが装備されており、有線で繋がなくてもスマフォからの音が出せるモデルなども出てきており、進化が目覚ましいジャンルでもございます。
ご自身の生活や、お住まいの間取りに合ったものも選びやすくなっているかと思いますので、一度お探しになってみてはいかがでしょうか?
お悩みが解消されるかもしれませんよ!
お気軽にコメントしてください。