ビンテージプレシジョンベース、1963年製のプレシジョンベースが入荷しました。
1963年(昭和38年)といえば今から56年前ですが、時代背景がピンとこなかったのでどのような出来事があったのか調べてみましたので一部抜粋させていただきます。・日本国産連続テレビアニメ第1号『鉄腕アトム』放映開始。
・エースコックが「ワンタンメン」を発売開始。
・ニセ札防止のため新千円札(伊藤博文の肖像)発行。
・ケネディ大統領暗殺
・名神高速道路の栗東~尼崎が開通(日本初の高速道路)
・大阪駅前に初の横断歩道橋
・新品種の米、ササニシキ開発
こうして当時の出来事を羅列してみると、すごく歴史的な事柄ばかりですね。
このプレシジョンベースも激動の歴史を生き抜いてきた貴重な一本と言えるでしょう。
(ササニシキや高速道路とタメというのは驚きです。)
さて、余談はさておき本題に戻りますが、今回ご紹介するプレシジョンベースはフェンダー社がCBS社(コロンビア・ブロードキャスティング・システムズ)に買収される以前に製作されたモデルでございます。
年式を特定するにはシリアルナンバーもそうですが、一番分かりやすいのはネックエンドのスタンプで年式の特定は可能です。
画像を見ていただくと、ネックエンドに「5FEB63C」とスタンプが押されているのがお分かりになるかと思います。
この数字とアルファベットの意味は、「5(日)FEB(月)63(年)」と、製造された日付を表しています。
63(年)の後ろにある「C」というのはネックの太さを表すアルファベットで、A(細)~C(太)と3段階に別れております。
これで、この個体は1963年2月5日に製作されたということが判断できるわけですね!
さて、1965年以降フェンダーはCBS社の中の一部門として楽器の製造をおこなっていたわけですが、その際には様々な仕様変更がなされました。
ロゴや各部パーツなどが変更となりましたが、長くなってしまいますので今回は割愛させていただきます。
56年前に製作された個体ですので各部パーツの交換やリフィニッシュが施されているなどの改造点はございますが、サウンドはオールド・フェンダーにしか出せない極上のビンテージサウンドを持っております。
現在(2019/03/26時点)店頭でも展示しておりますので、是非一度「これぞビンテージベースの鳴り」というものを体感いただければと思います!
ご試奏などお気軽にお申し付けください^^
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