中古の安ギターを弾こう!のコーナー (第9回:B.C.Rich Kerry king Wartribe One Onyx w Graphic BLK) 

※Qsicのエレキギターの調整、出品までを担当しているスタッフが試奏レビューいたします。
※当店販売価格が5万円程度、またはそれ以内で販売されているものを”中古の安ギター”と定義してピックアップした個体が登場します。

お久しぶりのコーナーです。やっぱり中古の安ギターが好きです。
USA製と遜色ないほどのスペックにまで手が加えられている80年台のフェンジャパとかも入ってきていて紹介したかったんですが光の速さで売れていきました。(笑)
やはり皆様、良いギターをよくご存知ですね。

今回はルックスも音も個人的に推してるギターを紹介させていただきます。

~B.C.Rich Kerry king Wartribe One Onyx w Graphic BLKの試奏レビュー

【2019年3月13日の時点で3万円代中盤のギター】

スラッシュメタルバンド、SLAYER(スレイヤー)のKerry king(ケリー・キング)モデルです。

スレイヤーは、アグレッシヴな音はもちろん、ステージに血の雨(赤く着色されたオイル)を降らせるパフォーマンスに代表されるようにステージングもキレッキレなので個人的に大好きなバンドのひとつです。

—-B.C. Richの変形ギターいいですよ。—-

演奏技術が重要なウェイトを占めるメタルにおいて、重量バランスとプレイアビリティの高さというのは優先度の高い次項なのですが、やはりルックスのインパクトも大事な要素となってきます。
となった時におすすめしたいのがやはりB.C. Richです。

特に、今回のワーロックのシェイプは取り回しが良好です。
右腕もいい感じの位置で落ち着きます。

形やボディのペイントが奇抜なことや、多彩なコントロールのギターが印象的なブランドなので高いギターが多いと思われることも少なくないB.C. Richですが、Crafted CHINAの製品だと安寧な価格で購入できるのでライトな趣味でされている方にも手の届くラインです。
同価格帯の他のブランドのものと比較しても製品の品質が悪いということもなく、力強いハムバッカーサウンドでガッツリ歪ませるのであれば間違いないブランドなのではないでしょうか。

—-感想—-

マーシャルにアンプ直で弾きました。

ヘッドも大きく、ボディの表面積も広いことと、弦が裏通しなのでボディ全体で鳴っている感じがあります。
ペグの配置でテンションもかけてあり、音にハリがあります。
バスウッドにポリ塗装というスタイルは、クセがなく低域から高域までバランスもよく音作りに対して素直な反応をするのでアンプのEQに悩まされないと思います。

クリーンでコードを鳴らしてみても概ね良い印象なので、ギターとしてちゃんとしているのがわかります。

24フレット仕様の感じといえば伝わりやすいでしょうか、ピッキングハーモニクスのポイントは限定的な印象ですが、狙って打てばしっかり出てくれるので技術でコントロールしている感が良いです。

アタックがしっかり出ていて、パッシブのハムバッカーらしい反応。
音が潰れる一歩手前までのゲインの許容範囲はわりと広い気がします。

それにやっぱり、本人のタトゥーと同じトライバルが本体にデザインされているのがいいですね。
テンションとトレモロピッキングの速度が上がります。

ファンの方におすすめしたいところですが、ハムバッカーで良い音のギターをお探しの方にもおすすめできる良いギターです。

次回はまた不定期にやらせていただきます。
それではまたの機会にお会いしましょう。

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