誰もが知る定番のエフェクター。非常にシンプルで使いやすく、使いこなせないプレイヤーはほぼいない。
そんなエフェクターにも意外と知られていない機能があるかもしれません。
その秘密はズバリ、裏蓋の中にあります。
電池で駆動させているプレイヤーにしか縁のない裏蓋ですが、開いてみると音の調整ができるトリムコントロールが搭載されていたり、モードを切り替えられるディップスイッチが備えられていたり・・・。
今回は知られているようで知られていない機能を内部に隠したエフェクターをいくつかご紹介いたします!
▽MXR M169 Carbon Copy Analog Delay▽
アナログディレイとして有名なカーボンコピー。
こちらは裏蓋を開けると内部に2つのトリムが搭載されております。その機能はモジュレーションのWIDTHとSPEEDの調整です。
表面に設置されたモジュレーション・スイッチは活用されているかとは思いますが、その効果を調整できることは知らなかった方も少なくないのでは?
2点とも高めに設定すると、モジュレーション独特の「うねり」が激しい個性的なサウンドに変貌します。
▽XOTiC EP-Booster▽
小型でコントロールが一つのみというシンプルな仕様で人気の当機ですが、実はそれだけではなかったのです。
こちらは内部に2つのディップスイッチを搭載。1つはゲイン・モードの切り替えで、2つ目はブライト・スイッチのオンオフとなっており、組み合わせによってサウンドの特性を切り替えることが可能です。
▽Leqtique 9/9▽
こちらも一見シンプルなディストーションですが、内部にはトリムコントロールが隠されております。
その機能はMid-cut。効きが強いため、このトリムの調整だけでかなり音色が変化します。
下げれば豊かな中域を持つ太いサウンドに、上げればエッジのあるドンシャリサウンドへと変化させることが可能です。
今回は有名な3つのモデルに絞ってご紹介させていただきましたが、他にも内部にトリムやスイッチを隠し持っているエフェクターはございます。
せっかく購入したエフェクターなのに、隠された機能を知らずに活用できていないのは、非常にもったいないとは思いませんか?
内部に隠された機能が搭載されたエフェクターをお持ちであれば、この機会にぜひ活用してみてください!
エフェクター担当:小笠原
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