
ギターを購入する際、木材やピックアップなど、入念にスペックを調べますよね?今回はその中から「指板R」について簡単に解説をさせていただきます。
指板Rとは
フィンガーボードの表面は緩やかなカーブを描いており、この曲面のことを「Radius」と呼びます。頭文字をとって「R」と表記しているわけですね。この指板Rには様々な種類があり、それによって演奏性が大きく変わります。
184R
フェンダー系のギターに多く採用される184R(7.25R)は比較的強めのカーブとなっています。やや高めの弦高にしないとチョーキング時に音が詰まってしまうなど、扱いが難しい部分はあるものの、握り込みがしやすいため、コードプレイなどで真価を発揮します。
305R
ギブソン系に多い305R(12R)は184Rと比較するとかなり緩やかなカーブを描いており、弦高を低めに設定することが出来ます。コード・プレイからテクニカルなプレイまで幅広くバランス良く使用することができるのが特徴です。
400R
フロイド・ローズ・ブリッジ搭載のギターや、その他テクニカルなプレイをするために設計されたギターに多く採用されるかなり平らな指板です。
コンパウンド・ラディアス
ジャクソンやギブソン、フェンダー、フジゲンなどで採用される、指板側からエンド側に進むにつれて指板のRがゆるくなる仕様です。ローポジションでは丸みを帯びたコードプレイに適したグリップでありながらもハイポジションではテクニカルなプレイもしやすい、まさにオールマイティなシステムです。
さいごに
みなさんはご自身のお持ちの楽器の指板Rをご存知ですか?ネックグリップも演奏性に大きく関わるのは間違いありませんが、これからは指板Rも参考にギター探しをしていただけると幸いです!
ギター担当:赤松
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