無指向性
すべての方向から同じ感度で収音出来ますので、ハウリングが起きやすく、扱い方が非常に難しいと言われています。
こちらは音楽用というよりは、広い舞台での演劇などで、台詞を客席に届けるために使われることが多いです。
単一指向性
こちらは一方向からの収音が得意で、ステージでのボーカルマイクによく使われている種類です。
ハウリングにも強いのでボーカルで使ったとき、バンドの音を拾わずに綺麗に声を客席に届けてくれます。
定番のSM58などもこのタイプのマイクです。
また、単一指向性には種類がいくつかあります。
カーディオイド
130度ほどの角度をカバーでき、ボーカルマイクのほか、複数人でのコーラスマイクにも使えます。
背面からの音の感度は低く抑えられているため、ステージのモニタースピーカーでハウることも無く、安心して使えます。
スーパーカディオイド
カーディオイドよりもカバーできる角度は狭くなります。
それにより、口とマイクの位置を正しく保つ必要があるため、少し扱いが難しくなります。
また、カーディオイドと比べ、背面からの音に対する感度が若干高くなっています。
そのため、マイク使用時は口とマイクの位置に加え、正面にも注意が必要です。
これらの理由により、スーパーカディオイドのマイクは上級者向けのマイクと言えるでしょう。
しかし、横からの音はほぼ拾わないため、カーディオイドよりもボーカルの音を綺麗に客席に届けることが可能です。
双指向性
マイクの正面と背面からの音を収音します。
ステージで使われることは非常に少なく、ラジオ収録などで使うのが一般的です。
PAやエンジニアの方でも使う機会は非常に少ないそうな。
機材・ベース担当:古賀
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