急に肌寒くなってきて、冬がそこまで来てるように感じます。
季節が変わると、楽器の状態も変わってしまいます。
特にギターやベースのネックは、気温や湿度の変化に敏感です。
また、ネックの状態は、音色や演奏性に直結しており、パフォーマンスを大きく左右します。
今回は、誰でもすぐに診断出来る部分を、項目ごとに紹介していきます。
異変を感じたときは、お気軽に当店までご相談下さい!!
●電装系のノイズチェック。
楽器とアンプを接続し、ギターのボリュームやトーンのノブを回してみましょう。ノイズが出ないかの確認です。自宅のアンプでは目立たない程度のノイズでも、ライブハウスなどの場所で大音量で鳴らすと気になる事も多いので、少し大きめの音で診断してみましょう。また、シールドを接続しているジャック部分を手でねじねじしてみたり、グラグラ動かしたりして、接触不良が起こっていないかも確認しておきましょう。これはシールドが断線していないかのチェックにもなります。
●ネックの反りチェック
反りがないかの確認です。
チューニングをしたギターの弦の1フレットと最終フレットを押さえ、12フレット付近を叩いてみて確認します。
ごく僅かな隙間がある状態が理想的です。
ネックはまっすぐに近くちょうどいい状態といえます。
それよりも隙間が広い場合は順反り、隙間がなければ逆反りになっていると思っていいでしょう。
ネック調整は、工具があれば自分でも出来ることですが、ちょっと怖いなという
方はお気軽に当店まで!
●弦高チェック
あくまでも目安ですが、
6弦:2.0mm~2.4mm
1弦:1.5mm~1.8mm
が平均的でしょうか。
人によって好みもありますが、このくらいの弦高でビビるようであれば、フレットの減りやその他の不具合を疑ったほうが良いかもしれません。
●ナットの溝チェック
ナットの溝が低すぎると、開放弦でビビリが出るなどの症状が出ることがあります。
ナットの溝の診断は、(ネックの状態が正常であることが前提)チューニングしたギターの弦の3フレットを押さえ、1フレット部分を叩きます。この場合も、ごく僅かな隙間がある状態が理想的です。広すぎる場合はナットの溝が高すぎる、全く隙間がない場合は低すぎると判断できます。
ナットの溝の調節は難しく、慎重に行わなければならない作業です。楽器の響きや鳴りが変わってしまうので、ご自分でされることはオススメいたしません。
●オクターブチューニング
意外と忘れがちなのがこちら。これが出来ていないとせっかく良いプレイをしても、音が狂っているので台無しになってしまいます。
方法は、各弦の開放の音と12フレットの音を鳴らして、ピッタリオクターブの音程が合っているかをチューナーで確認します。
合っていない場合、サドルの位置を調節しオクターブの音程をあわせましょう。
例えば6弦の場合、12フレットのEが開放弦のEよりも高い場合、6弦のサドルをボディエンド側に動かして、12フレットの音をEぴったりになるまで合わせると言う具合です。それを各弦で行いましょう。
また、当店ではオールインワンセットアップというサービスも行っておりますのでこちらも気軽にご利用下さい!
詳しくは、下記リンク参照
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