ウォーターキイを侮るなかれ 

金管楽器なら必ずあるウォーターキイコルク。
ほとんどの人が「ツバ抜きする穴を塞ぐため」と捉えている方は多いのではないでしょうか。
確かに、そういった効果があるものもちろんですが実は音色にも関係しているのです!
今回はウォーターキイコルクについてご紹介いたします!
(以下、Wコルクと表現します。)

ウォーターキイコルクの役割

●1つ目は水分を取る為の穴を塞いでいます。
長いこと放置していると食い込んできてしまって、水分が漏れたりポロッと取れてたり欠けたりなど、金管吹きの方は一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

●2つ目は音色や鳴りに想像以上に影響しています。
Wコルクは管体と違う材質で常に触れているパーツです。接地面は少しではありますが管の振動を止めてしまっており、かなり食い込んでいるコルクだと抵抗感も出てきてしまいます。
また、欠けや何らかの衝撃でしっかりと塞げていなければ息漏れの原因にもなり、芯のないペラペラとした金管らしからぬ音色にもなってしまいます。

交換の目安としましては、水分漏れや欠けてしまう前とされております。
多少凹んでしまうのは仕方がないので交換時から約1.0mm程凹みが感じられましたら交換をオススメします。
コルクだけでなくゴム製やシリコン製の物もありますので、いろいろ試してみると面白いかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか??
管内洗浄してもあまり良くなった気がしない時は、Wコルクが原因かもしれません。
逆に言えば、管内洗浄せずWコルク交換のみで吹奏感など改善されることもあります。
たかがコルクされどコルク・・・なめてはいけません。笑
しっかり日々のメンテナンスをして万全な状態で演奏しましょう!

お気軽にコメントしてください。

内容に問題なければ、コメントを送信してください。
コメントは承認後に公開されます。