このモデルが出てから、かれこれ10数年経つでしょうか。
このモデルが出てすぐに飛びついて買ったクチでして(笑)
あの頃、確か20代前半(?)ぐらいだったと記憶しております。
まだ、大学生だったような気がしますねぇ~。
ということは、発売されてもう20年近いのか!時代の流れは早いですね(苦笑)
前置きが長くなりましたが、今回こちらで紹介させていただくモデルは
「VOX / Pathfinder 10」でございます。
10Wの自宅練習用ギターアンプですね。
発売当初は、VOXのそのままのルックスで小さくなってて、家においていてもお洒落ということもあり(?!)凄く人気が出たと記憶しております。
本家そのままの外観を「コンパクトにした」というだけでもキャッチーなのですが、サウンドもかなり本格派でして、そのままとは言わないけれども「紛れもないVOXの音」がして驚いたものです。
プロのギタリストの方が絶賛したり、ある人気バンドのギタリストがツアーDVDの中で楽屋で使っている映像が流れてから、人気は非常に加速しましたね。
(私の周りでLIVE当日、楽屋にPathfinder10を持込む人が急増しました(笑))
そんなPathfinder10ですが、肝心の音はといいますと・・・まさにブリティッシュサウンドです。
コントロールはGAIN・TREBLE・BASS・VOLUMEとOVERDRIVEスイッチのみというシンプルなものです。
クリーンで弾いてみますと、ピッキングニュアンスまで出るようなクリアな音像で輪郭がハッキリとしたシャープな音が返ってきます。
この辺りは、はじめてギターアンプを買う初心者の人にも向いている要因ではないかと思います。
「自分がちゃんと弾けているか?」をジャッジする上でもってこいな気がいたします。
続きまして、OVERDRIVEサウンド。
こちらは予想以上に音量が上がります(汗)
自宅で練習する分にはエフェクター繋がなくても歪みは十分というぐらいになります。
そして、エフェクターとの相性ですが、どちらのモードも抜群に合います。
確かに、スピーカー口径が小さいので低音が弱かったり、VOXのキャラクターが強いので、ジャンルを選ぶ側面がある、というウィークポイントはございますが、このサウンドクオリティと価格を考えると責めるべき所ではない気がします。
シンプルなコントロールながら、ヘッドフォンアウトとラインアウトがございますので、夜の練習にも使えます。
本当に必要最低限の機能は備えていながら、余分なものを削ぎ落としてシンプルにしたという洗練された印象です。
クオリティ、価格、機能。
どれをとっても初めてのアンプにお勧めするに値すると思います。
そして、イギリス系のサウンドが好きな方の自宅用アンプや、セカンドアンプ、楽屋持ち込み用(笑)にもお勧めです。
発売されてから、どれだけの楽器店店員が「初めて買うなら、こちらがお薦めですよ」と言ったことでしょうか。
1年も勤めていたら必ず言うんじゃないか?と思うぐらいです。
これから初めるんだけど、まだアンプが絞りきれてなくて・・・
という人や
確かによく見るけど、そういえば触ったこと無いな・・・
という方は一度触ってみることをお勧めいたします。
本当によく出来たアンプです。機会があれば是非!!
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