中古の安ギターを弾こう!のコーナー(第一回:YAMAHA SG30) 

中古の安ギターを弾こう!のコーナー(第一回:YAMAHA SG30)

※Qsicのエレキギターの調整、出品までを担当しているスタッフが試奏レビューいたします。
※当店販売価格が5万円程度、またはそれ以内で販売されているものを”中古の安ギター”と定義してピックアップした個体が登場します。

マイクを通して録った音やインターフェイスを通して録った音より、やっぱり実感してみないとわからない面が大きい
ということで動画や音声はございません。。。あしからず。

~YAMAHA SG30 試奏レビュー

(2018年3月29日時点で3万円台のギター)

70年台のヤマハのエレキギター
後のYAMAHAエレキギターの名機となるSG-1000やSG-2000等に続く初のSGシェイプを持った先駆け的存在のモデルです。

SGシリーズも過去には入荷してきて何本も弾いたことがあるので非常に楽しみです!

早速弾いてみましょう!

試奏環境

アンプ:JC-120 アンプ直(HIGH側)

ボディバランスいいぞ

ボディの厚みがあるので肘手前の部分の腕を置いてプレイすることになりそうですが
厚みがちょうどよく、エルボー部分が削られていなくても演奏性は充分。

指板アールもあまりなく、チョーキングでの音詰まりの心配もないです。

はじめに驚くのが音の立ち上がりのよさでした。

ローズウッド指板らしい粘りのようなものも存在しますが
弾きこまれていた個体が経年した、よく響くネック、乾いた鳴りがアウトプットされました。
聴き馴染みのないカツラという材がボディに使われていますが
アルダーとバスウッドの中間のような印象、各音域のバランスのとれた音でした。

大きすぎない出力の標準的なハムバッカーらしい音
高域もしっかりでていて、コードを弾いた時の分離感が心地よいです。
本体自体で中域が十分出ているのでミドルのノブの設定が肝でした。
12時方向より少し出るくらいで、ぶつかっている部分がないようなオープンでブライトなトーンです。

Brightスイッチはバンドで合わせるときに押せばいいかなといった印象でした。

JC-120のディストーションのノブで軽く歪ませてみました。

ギター用ではないですが9時方向くらいでソロを弾くとエッジがたち、厚みも出て
ちゃんと合いそうな歪みペダル用意してもよかったな….と思えるほどにはポテンシャルの高い一本でした。
マーシャル直もいいですがBOSSのDS-1とかでもとびきり良い歪みが出せそうです。

—-総評

クリアで分離感の良い音がセールスポイントですが、トーンの絞りで泥臭い音も楽しめる
経験値次第でさまざまなトーンが出せるギターです。

—-
販売用の出品文では長さの都合上書けないこともたくさんあるのですが、演奏してみた感覚が伝わるような文章を心がけています。
是非、当店の販売サイトのエレキギターの出品文も見てください。

誤字脱字、訂正箇所があったら教えて頂けると幸いです(笑)

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