重いベースと軽いベース、どちらがいい音? 

『ベースは重たいほうがいい音するで!』

昔友人にそう言われたことがありました。
当時は何も知識がなかったですし、へーそうなんや、くらいに思っておりましたが、色んな楽器を触るようになってからは重量と音には密接な関係があることに気づいたわけです。

それでは、結局重いベースと軽いベースはどちらがいい音なのでしょうか。

一般的なベースの重量はおおよそ4kgが標準とされており、
それ以上の4.5kg~5.5kgがいわゆる「重いベース」、
3.0kg~3.5kgが「軽いベース」といった感じでしょうか。

結論から言いますと、サウンドについては重量が重いほど低域と高域が強調され、軽いほど中域が強調されます。

理由としましては重いベースはボディ材の密度が高い(詰まっている)ので生鳴りが少なく、弦振動が減衰することなくピックアップへ伝わるため、太い音といいますか、ハリのあるサウンドになりやすいです。

逆に軽いベースはボディがよく振動するので生鳴りが大きく、楽器全体が”鳴っている”という感じで、軽くなればなるほど低域が削られていくような印象です。

ベースという楽器の特性上、ある程度の重量があったほうが良いかもしれませんが、こればっかりはパーツや材の種類などの兼ね合いなので、どちらが優れているかは一概に言えないですね。
重量だけに限らず音を構成する要素は無限にあるので本当難しいです。。

しかしながら重量というのは楽器選びにおいても非常に重要な要素の1つです。
実際に抱えて弾くものなので、音だけではなく、使いやすさ、取り回しの良さ、という部分も考えないといけません。
(5kgオーバーのベースを長時間弾くのはなかなかに体力が必要です。)

ベースに限らず楽器を弾く方なら”軽い派”と”重い派”に分かれるかと思いますが、皆さまはどちらでしょうか。

私は断然”軽い派”でございます。(体力的な意味で)
ちなみに”重い派”だった友人は腰に爆弾を抱え”軽い派”への転向を余儀なくされました。笑

というわけで、まとまりのない文章で申し訳ございませんでしたが皆さまも怪我のないよう充実した楽器ライフをお過ごしください^^

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