意外と知らない?ボリュームペダルの種類 

近年、あまりエフェクターの歪みやブースターを使わずに、ボリュームペダルでゲインやボリュームのブーストをしているギタリストを見かけることが多い気がします。
ボリュームペダルは他の歪みやブースターのエフェクターより安く手に入りますし、スイッチ式のエフェクターと比べ音がいきなり変わらずフェードのように可変できるといった利点がございます。

しかし、ボリュームペダルはモデルによっては、インピーダンス値がローとハイのものが存在することをご存知でしょうか。
簡単な知識ではございますが、適当な機材を選ぶための大切な知識でもございます。
そこで今回はボリュームペダルのインピーダンス値についてご紹介いたします!

インピーダンス値とは

そもそもインピーダンス値とは、電子楽器の出力信号に発生する電気抵抗値の名称です。
インピーダンス値の相性が悪い機器同士を接続すると、楽器本来のパフォーマンスを最大まで引き出せないデメリットが生まれます。
電子楽器それぞれにインピーダンス値があり、正確な数値はございますが、その値に対してハイとローに分けられることが多いです。

その楽器から入力されるインピーダンス値に合わせて、ボリュームペダルは「ハイインピーダンス用」と「ローインピーダンス用」に種類が分かれたモデルが存在するのです。

どの楽器がハイインピーダンス?ローインピーダンス?

ではどの楽器がローでハイなのか。

・パッシブのギターやベース:ハイインピーダンス
・アクティブのギターやベース:ローインピーダンス
・キーボードやシンセサイザー:ローインピーダンス
・エフェクターを接続した後:ローインピーダンス

基本的な電子楽器のみではございますが、上記内容を覚えていればインピーダンス値がハイとローで分かれている機器を選ぶ際に困ることはないはずです。
ボリュームペダルを買う際はお使いの楽器や用途に合わせて、対応しているインピーダンス値を調べてから購入しましょう。

ボリュームペダルで代表的なBOSS のFV-50やFV-500、ERNIEBALL のVP JUNIOR などはハイインピーダンス用とローインピーダンス用のモデルがございます。
些細なことではございますが、楽器のパフォーマンスを最大限引き出すために、適切な機材を選ぶことをオススメいたします。

 

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