未だに解明されていない音楽の謎4選 

1.音楽の起源
音楽の起源に関して色々と研究が進んでおり、様々な学者が多くの説を唱えています。

・求愛起源説…動物は求愛や異性を引き寄せる方法として鳴き声を発することがります。それと同じ動機で人間は音楽を作ったり愛を歌ったりするようになったのでは。という説。
・肉体衝動説…動物は外敵の心配をしなくてもいい状態の時、戯れて遊びます。それに対し、人間は音楽を作ったりそれに合わせて踊ったりしたのではないかという説。
・自然模倣説…自然現象を模倣し、鳥や虫の泣き声などの自然音から、発音や発声を知るようになったのではないかという説。
・合図起源説…原始時代に、かけ声のような音で、遠くの人に何らかの合図を送る行為が、音程を自覚させるようになり、その音程の移動から旋律に発展して音楽が作られたのではという説。
・言語起源説…言語の抑揚が極端に強められ、旋律を作ったとし、アクセントや旋律が発展したものという説。

しかし、どれも論理的に矛盾があったり証拠が不足しており、結局は謎のままだそうです。
どの時点から旋律や音階、リズムなどを持った「音楽」と呼ぶのかという線引きも難しそうですね。

皆さんはどの説が有力だと思いますか?

2.どうして人間だけがビートに反応出来るのか
ビートを感じる能力が人間には生まれながらにある。ということが科学的に認められています。生後2~3日の赤ん坊に、ビートに対しての脳の反応を計測した結果そういう答えに行き着いたそうです。
これは他の動物には見られない傾向で、人間に最も近いとされるチンパンジーやボノボのような霊長類ですら反応がなく、人間のみが持つ特性のようです。
それにしても新生児のときからビートを感じる能力を持っているというのは驚きです。

3.コードの「明るい」「暗い」
Cmaj7などのメジャーコードは明るい感じ、Cm7などのマイナーコードは暗い感じに聞こえる、というのは皆さん御存知の通りだと思います。
メジャーコードの場合はルートに対して長三度の音、マイナーの場合は短三度の音が「明るい」「暗い」を表現しているということは学校で習ったとおりなのですが、これがどうしてそのように感じてしまうのかは科学的に解明されていないようです。

4.人間が音楽で感動する理由
人によってどういった音楽で感動するかは様々ですが、音楽を聴いていると、歌詞のないものであっても心を揺さぶられることがあります。
過去の記憶と全く関係のない初めて聴く音楽でも感動してしまうことがあります。
なぜ人は音楽に感動するのか?という謎の究明が、脳科学や神経科学などの分野では進んでいるようですが、今の科学の力を持ってしても解明は出来ないようです。

こういった謎めいた部分も含め、音楽はとても興味深いものですね。
全部解明されてしまうと逆につまらないものになってしまうかもしれませんし、わからないままのほうが、ロマンがあって良いかもしれませんね!!

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