エレキギターの派手なテクニックとして人気が高いスウィープ。
ハードロック、メタル、フュージョン、プログレ辺りではできないと弾けない曲が存在すると言っても過言ではないほど使われるテクニックです。
「教則本などに載っているけど諦めた。」
「難しそうだからそもそもチャレンジしていない。」
「俺のやってるジャンルでそういうの要らない」
挙句の果てには「できなくても困らない。俺はフィーリングでいく。」という苦い言い訳をして苦手は克服しないパターンも見受けられますが。
演奏者として、できることは多いに越したことはありません。
今回は習得の手順、コツを書きたいと思います。
※教則本や各サイトなどで一度挫折した人向けのガイドです。
(練習用のtabなどはお持ちである前提で書いていきます。)
1.まずはポジションを覚えましょう。
2本弦、3本弦、4本弦、5弦ルート、6弦ルート、7本弦(!?)
など色々パターンは考えられますが
2本弦、3本弦、5弦ルートのメジャーかマイナーあたりが定番フレーズが多いのでその系統のフレーズから練習していきましょう。
手順としては
・押さえる場所を覚える。・1音ずつクリアに鳴らす。(スピードは問いません。)
間違えずに全部クリアに音が鳴るということをまずは目指しましょう。
(この時点ではアンプは繋いでいなくてもいいです。)
2.覚えたフレーズをひたすらスピードアップしていってください。
反復練習あるのみです。
右手のピッキングが滑らかにダウンのみアップのみで弦移動するのに慣れましょう。
※ピックに角度をつけずにボディ面とピックの角度が垂直を保ったままになるように意識して練習すると右手と左手のタイミングをリンクさせるのに効果的です。
(アンプにはまだ繋がなくて大丈夫です。)
全部の音をクリアに早く鳴らせるようになったら次は仕上げの段階です。
3.アンプに繋いで弾いてみよう
先程まではアンプに繋がずに練習していただいたわけですが、アンプに繋いでみると
意図していないノイズが鳴っているのではないでしょうか(弾き終わった弦がまだ鳴っている等)
スイープのダウンピッキングの際は、添付した写真の緑色のテープを貼っている部分でミュートをします。
(親指の付け根の手のひらの肉でミュートします。)
隣の弦を弾くと同時に、前に弾いていた弦を親指付け根部分でミュートするこれを繰り返すわけです。
ピックを這わせる動作のついでにミュートすることができるのでおすすめです。
アップピッキングで低音弦に戻ってくる時は左手の指を這わせて高音弦側をミュートしてください。
2弦を押さえている指で1弦をミュートする、3弦を押さえている指で2弦をミュートする
この繰り返しで鳴らしたい音だけ鳴らしてください。
文章にすると複雑ですが、一つ一つの動きを細かく区切って確認して、反復練習さえすれば必ずクリアできます。
是非、チャレンジしてみてください。
お気軽にコメントしてください。