6弦レギュラーチューニングのギターでもヘヴィなサウンド!?
一昔前はダウンチューニングが流行りましたが、
最近はネットの機材好きの間では多弦ギター主流のようですね。
実は私も多弦ユーザーです。
7弦がないとコピーが厳しい曲、8弦要るという曲も世の中にあります。
しかし、6弦ギターのほうがギターのバリエーションは豊富、
多弦はネックが太くなることに抵抗がある方もいらっしゃると思います。
6弦ギターにゲージが太い弦を張ってダウンチューニングにするのもネックが心配、
高音域の使える音の範囲が減るのが弊害としてあります。
疑似的ではありますが、6弦で7弦ギター風の重さを出す方法があるのでご紹介します。
(「知っているよ」という方も多いかもしれませんね。)
※6弦ギターのレギュラーチューニングで試してください。
パワーコード改
レギュラーチューニングの際に人差し指で6,5弦をセーハーする。
試しに6弦2フレット、5弦2フレットを同時に押さえて鳴らしてください。(他の弦はミュートです。)
深めにゲインを掛けて鳴らすと「っぽい音」が鳴るかと思います。
ブリッジミュートをかけて刻むとなかなかワルい音ですね。
さっき押さえたのは6弦がF#、5弦がBの音が鳴っている状態です。
Bのパワーコードを押さえてみてください。…BとF#の組み合わせですね。
先ほど押さえたF#とBは見ようによってはパワーコードといえるのではないでしょうか。
(このパワーコード改の押さえ方の場合、音程が高いほうの音がルートです。)
これだと単音で低い音を混ぜた細かなリフは弾けませんがヘヴィなコードワークは疑似的にできます。
(同じ要領で7弦ギターで8弦風のサウンドも出せます。)
番外編:ハイゲインのための省略コード
ハイゲインなサウンドが求められるジャンルの場合、コードを押さえて全部の弦を鳴らすということはあまりしません。
深い歪みで音数が多いと和音がグチャっとなるからです。
和音、ハーモニーを使える楽器なのにマイナーやメジャーの弾きわけができないのは味気ないですよね。
ご心配なく。ハイゲインでも使い分けられます。
5弦7フレット、4弦5フレットを鳴らしてみてください。(他の弦はミュートです。)
この方法で鳴っているのはEmっぽいコードです。
(ボーカルのメロディーやベースラインによっては他のコードに聞こえます。)
5弦7フレット、4弦6フレットを鳴らしてみてください。Eっぽいコードです。
同じ押さえ方で6弦と5弦の組み合わせでも鳴らせます。
奥深いコードの世界
ボーカルのメロディーやベースラインによっては他のコードに聞こえます。
と先ほど書きました。
Cは(C,E,G)の組み合わせ
Cmaj7は(C,E,G,B)の組み合わせです。
Emの構成音は(E,G,B)の組み合わせです。
Cmaj7の中にはEm(E,G,Bの音)が存在しているので明るいとも暗いとも言いきれない複雑な響きがあるのかもしれません。
もしギターがEmの形を押さえてコードを鳴らしているときにベースがCの音を鳴らしていたら
そういった”もしも”が組みあがって完成しているのが曲です。
興味を持たれた方は是非、コードの勉強もしてみてください。
新しい視点が生まれるかもしれません。
ギター担当:丹
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