ブロンズ弦とフォスファーブロンズ弦 

意外と店頭でご質問も多くありますので、今回はフォークギターの弦の種類をご紹介したいと思います!

フォークギターの弦は通常3弦から6弦までが巻き弦ですが、この巻き弦に用いる材質には主にブロンズとフォスファーブロンズの二種類があります。

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ブロンズ弦の特徴:五円玉に近い、黄色っぽい色。フォスファーに比べ基音が強く、和音を弾いた際の倍音による濁りが少ないためストロークプレイに向きます。くせがなく、ギター本来の音が分かりやすいとも言われます。

フォスファーブロンズ弦の特徴:赤みがかった10円玉に近い色。これはブロンズにリンを添加した合金です。本来リンの添加は防錆を目的としたものであり、ブロンズに比べ劣化しにくいと言われています。合金の種類が変わった事は音にも変化を与えており、ブロンズ弦に比べ倍音豊かで煌びやかな音色を持っています。単音引きやダブルストップが多いフィンガースタイルに向きます。しかしこの煌びやかな音はギターとの組み合わせによってはうるさく感じてしまう場合もあるかもしれません。
※肉眼ではもう少しはっきり色の違いが分かると思います!

さてギターとの相性、ですが、

①ストローク主体の弾き語りにはギブソン系(J-45など)+ブロンズ弦
②フィンガースタイル主体のソロギターにはマーチン系(D-28など)+フォスファーブロンズ弦

というのが典型的な組み合わせでしょうか。
もちろん実際にはメーカーやゲージが変わるだけで音色は激変しますし、またジャンルにより求められる音色も様々ですのでこれが正解というのはありません。色々変えて楽しんでみてください!

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