意外と大切なネックジョイント数の話 ~アコギ編~ 

アコースティックギターのネックとボディのジョイント方法に、
「12フレットジョイント」と「14フレットジョイント」というものがあります。

見た目はもちろんの事、音色や演奏性も異なってきます。
今回はそれぞれの個性について詳しくみてゆきましょう!

【12フレットジョイント】

アコギ 12フレットジョイント

12フレットジョイントは「ボディとネックが12フレット位置でジョイントされている」ギターの事を指します。
スモールボディ(Martin 0、 00、000など)に多く見られるジョイントでもあります。

現在ではMartinの一部のモデル等、頻繁には見かけませんが、実はこちらの仕様の方がアコースティックギターとしては先に誕生していた仕様なのです。サウンドの特徴としては14Fジョイントと比較すると「太くウォームな音色」という点が挙げられます。

多くのMartinギターを手にしたマニアが、0サイズのマーティン12Fジョイントギターを手にして、「12フレットジョイントこそが究極の美」とコメントしたのは有名な逸話です。

【14フレットジョイント】

アコースティックギター 14フレットジョイント

14フレットジョイントは「ボディとネックが14フレット位置でジョイントされている」ギターの事を指します。

また、ボディも12~14フレットの分小さく出来ておりますので、ハイポジションの演奏性が高くなります。
サウンドの特徴としては12Fジョイントと比較すると「明瞭で輪郭のはっきりしている音色」という点が挙げられます。

ギターで扱うサウンドの幅が広がると共に、こういった14フレットジョイントのギターも誕生しました。
現在のシーンでも主にはこの14フレットジョイントのギターが使用されている事を考えると、演奏性・音色共に非常に懐の深いものなのでしょうね。12フレットジョイントより後から生まれた仕様とはいえど、既にトラディショナルな仕様には変わりはありません。

いかがでしたか?両仕様を揃えて弾き比べ、なんてなんと贅沢でしょうか!見かけたら是非試奏してみてくださいね。
ご自身に合ったアコギをお探し際のご参考になれば幸いです^^

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