アコギの弦交換で苦労した事はありませんか?今回はほんのひと手間で弦交換がとても上手になる秘訣をご紹介します!
アコギの弦交換はブリッジピンというパーツで弦を引っ掛けて固定するという方法が主流となっています。この部分が実に厄介で、上手くはまっていないと最後のチューニング中にピンが飛び出して外れてしまうという事が起こります。経験ありますよね(笑)。ではなぜピンが飛んでしまうのでしょうか?まずは悪い例をご覧ください。
悪い例
特に意識をせずに穴に弦を差してブリッジピンを差し込むと、図のように弦のボールエンドはブリッジピンの下面と接触しており、チューニングによって引っ張られた際に上方向の力が発生します。こうなるとピンは簡単に飛びだしてしまいます。これはボールエンドが正しい位置に入っていないために起こる現象です。
次に良い例を見てみましょう。
良い例
図の様に、弦のボールエンドがしっかりと正しい位置に入っていると、弦を引っ張った際の力のかかる方向が変わり、ピンが飛び出さなくなります。弦交換の際はこの位置にボールエンドを収める事が重要なのです。
解決方法
それでは本題のボールエンドを正しい位置に入れるための簡単な方法をご紹介します!
すごく簡単な事ですが、弦を張り始める前に
「ペンチなどで弦にあらかじめ癖を付けてしまう」
です!先ほどの良い例を見て頂くとイメージしやすいと思いますが、画像の様に弦を曲げておく事によって、スムーズに正しい位置に持っていくことが出来るのですね!これでブリッジピンに手こずる事なく弦交換が可能になるはずです!
最後にひとこと
定期的な弦交換とメンテナンスによってあなたのギターのポテンシャルは最大限に引き出されます。
なかなか億劫な弦交換ですが、この方法で少しでも楽に感じて頂けたら嬉しいです(^_^.)
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