よくよく見ると何かが違う!『フルートを選ぶときの大事なポイント』 

FLUTE

フルートの繊細で柔らかい音色に惹かれ、「フルートをはじめたい!」とお思い方は多いと思います!

そんなフルートを選ぶときに、重要になってくるのが「キィ」のタイプです。

「キィ」とは、フルートの音孔(穴)を塞ぐパーツを指します。

実はフルートにはキィのタイプが2種類あるのです。

【カバードキィ】

COVER

音孔をガバっと塞ぐフタのようになっており、手の小さな方でも音孔をきちんと塞ぐことができます。

フタで塞ぎますので、まだ上手に指を動かせない初心者の方にも愛用されるタイプです。

【リングキィ】

RING

音孔を塞ぐ部分がリング(輪っか)になっており、きちんと指で塞がないと息漏れが生じてしまうタイプとなります。

これだけ聞くと、「カバードでいいやん!」となってしまいますが、この輪っかには秘密があるのです。

それはあえて穴が空いていることで、指先を緻密に動かすことにより、豊かな表現が可能となるのです。

一例としてはカバードキィですと、フタがパカっと開くまで音色が移動しませんが、リングキィの場合、指が離れた瞬間に音が変わるので、より精密でキレのある演奏が可能となります。

基本的には初心者が「カバードキィ」、中級者以上が「リングキィ」とした傾向はありますが、一概に決めるのももったいないな、と感じています。

リングキィを最初から使用することで、運指が的確となり、その後の演奏もスムーズに行うことができたり、はたまた、プロの方でも運指がしっかりしていればカバードを愛用され、より安定した演奏をされる方もいらっしゃいます。

ちなみに画像のように、リングキィの音孔を塞ぐ樹脂製のパーツを取り付け、押さえづらいキィで使用したり、リングキィに慣れない場合にお悩みを解消することも可能です!

RING2

フルートが欲しいな~とお考えの方は、まずはどちらのキィにしよっかな、というところから考えてみるのもいいかもしれません♪

ぜひご参考にしてみてくださいね!

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