「楽器を弾く = 音を扱うということ」だから~自宅で出来る“防音”を考える~ 

「頻繁にスタジオに入るお金も無いし自宅でしっかり練習するか!」

私もよくやる手段です(笑)

そんな時に気をつけたいのが「音量問題」。 楽器を弾いている分には気付きにくいのですが、音って周りの方は本当に気になるんですよね。 日本の都心の住宅事情は、マンションやアパート一戸建てでもお隣さんが近くにいらっしゃることが殆どです。

どれだけ素晴らしい演奏をしていても、誰もが誰も音楽が好きとは限りませんし、漏れてくる音は基本的に不愉快なものです。

マンションであれば、赤ちゃんや小さなお子様のいらっしゃるご家庭、夜勤をされている方、具合が悪くて寝込んでいらっしゃる方、などなど様々な方がいらっしゃる事が想像できます。「楽器 = 音」を扱う以上、周りの方に不快な気持ちを与えない配慮は大切になってきますよね。

よくきく「壁ドン」やお隣さんが怒鳴り込んできたりと……誰の為にもならないこともよくあるので、自宅で出来る音漏れ対策について考えてみました。

その1●防音室を設置する●

防音室

いきなり防音室というと、「お金が無いから家で練習してるんだよ!」「ワンルームに設置したら寝る場所がなくなる!」などなど様々なブーイングが聞こえてきそうですが…全く持ってその通りだと思います(笑)ですが、金銭的・スペース的な問題をクリアできると練習時間がグッと広がりますのでとても便利です。といっても時間帯や音量にはやはり注意が必用です。お得なレンタルや中古なども出回っていますので、ご興味ある方は調べてみて下さい。中には自作される方や、壁中に卵パックを貼り付ける方もいらっしゃるそうですよ。

その2●音の出る物を床に直置きしない●

アンプ ヘッドホン

すぐに出来るのがこのポイント。

マンションでスピーカーやギターアンプ、ベースアンプを床置きすると、階下に響く事があります。重低音(ベース)は特に響きやすいので注意が必要です。そんな時はカーペットやスピーカースタンドを使用して対策をしておくと効果的です。

その3●サイレントタイプの楽器(ヘッドホン)を使用する●

サイレントギター

「防音」という言葉からは少し逸れますが、アンプのヘッドホン端子や、アコギであればサイレントタイプのギターを使用するのも効果的です。

アンプシミュレーターやマルチエフェクターのヘッドホン端子を使用して練習するのも一つの手ですね!ただし、ヘッドホンで演奏していると気が付くと随分音量が上げてしまっていたりするので気をつけましょうね。長時間の使用は耳を傷める原因となります。

いかがでしょうか?いきなり防音室という究極へ行きましたが(笑)

実はお金を掛けずとも一工夫で出来る事も中にはあります。ただ、大前提としてご近所さんへ前もって声を掛けるなどの常識的な振る舞いが一番大切なことは言うまでも無いと思います。

個人談ですが、家で思いっきり弾き語りをしていて、休憩の為に外へ出かけた際、仲の良いお隣さんと遭遇。無言で近づいてこられたので、怒られるかと思いきや「2曲目よかったわー!」と笑顔で感想をいただいた事がありました。えぇ、赤面でうつむくしかありませんよね(笑)

他にも「こういう音漏れ対策が効果的だよ」という方いらっしゃいましたら是非、教えてくださいね^^

ギター担当:阿南

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