クリック練習のすすめ!! 

クリック練習のすすめ!!

みなさん、日々の練習でクリックは使ってますか?
クリックも様々な種類があり、頭打ちだけでなく
八分音符や16分音符なども出せる高性能な物から
シンプルでコンパクトなモデルもありますよね。

スマートフォンのアプリなんかも高性能な物から
無料のシンプルな物まで、便利な世の中になりましたね!

今回ご紹介するトレーニングで使用するクリックは
どのモデルにも付いている頭打ちのみを使ってのトレーニングです!
アクセントのON/OFFが出来ればなおよし!
それでは頭打ちのみのクリックを使用したトレーニングのご紹介です!

~初級編 ~

その1 頭打ち
これは普通のクリックの使い方ですね。
ただし、完全ジャストを目指しましょう!
ギタリストならミュートでカッティング ドラマーならパッドで
完全にジャストで合わせてクリックの音を消しましょう!
小さな音でもピッタリ合えばクリックが消えますよ^^

その2 
半分のBPMで
BPM=120 なら60に
テンポを半分にすると元のテンポで
1,2,3,4, が 1,/,3,/, になります!
テンポの感覚を広げる事でテンポ感を身に着けられます!

~中級編 ~

その1 裏取り
わりと有名なクリックを応用したトレーニングです。
同じテンポでならしてクリックを裏拍で取りながら演奏をする練習です!
やり方はシンプルですが、やってみると意外と難しい!
特に早いテンポになってくるとさらに難易度がましますよね…

テンポが速い時は
「ンピッピンピッピ」と大きく取ってみるのも一つの手ですよ!

その2 1/3のテンポで
BPM=120 なら40に
こうすると 1,2,3,4, が
1,/,/,4,|/,/,3,/,|/,2,/,/, になります!
120に対して3回に1回なると言う事ですね。
初級のその2の間隔を広げてさらに3小節セットのパターンになります。
こうする事で帳尻合わせがしづらくなるので
テンポ感を均等に鍛える練習にもなります!

その3 1/4のテンポで
お気づきかと思いますが
BPM=120 なら30
4拍に1回クリックが聞こえる事になります。
小節頭はもちろん2拍目や3拍目
更には1拍裏や4拍裏など、
応用した使い方をしてもいいトレーニングになります!

~上級編~

ここからは文章だと説明しづらいので
こちらの添付画像とあわせてご覧ください。

クリック練習のすすめ!!その1 8分3つ割
BPM=120 に対して80に
割合で言うと元のテンポの2/3です。
8分音符3つ分の間隔なのでクリックが表と裏拍交互に聞こえてきます!

その2 16分3つ割
BPM=120 に対して160に
その1の2倍の数値でクリックを出すと
16分音符3つ分の間隔で聞こえてきます!
スピード感が出てきますがテンポは120のままです!

~鬼ムズ級~

その1 3連4つ割
BPM=120 に対して90に 3連符も練習しましょうということで
元のテンポに対してクリックを3/4の割合で設定!
3連フィールの曲の練習に使えますよ!
1小節1セットのパターンでこのままだと簡単なので
8分音符ひとつ分ずらして、
慣れたらまたひとつと 全部で4パターンのトレーニングが可能です!!

その2 16分5つ割
BPM=120 に対して96に
元のテンポに対して4/5の割合
16分5つ分でクリックが聞こえてくるのですが
クリックにテンポが引き込まれそうになって
かなり難しいです!
やっとの事で手拍子でとれても楽器であわせると
さらに難しい!

その3 頭抜きのとり方
クリックは120のまま ただしとり方を16分の2つ目または4つめ
さらには3連符の2つ目や3つ目と考えて拍子をとります!
なぜ鬼ムズ級なのかと言うとやってみるとわかりますが
他のトレーニングと違って
1拍目に来るチェックポイントが無い上に
やたらスピード感がある所ですね。

いかがでしょうか?
知っているトレーニングもあったかと思いますが
こんな方法もあったのかと思った方もいらっしゃると思います!
かなり難しいものもあるので
「出来たよー!!」と言う方はぜひご一報お願いします(^^)

そもそもクリックに対しての考え方ですが…

あくまで補助と考えてください。

合わせにかかるとレコーディングでニュアンスが出せなかったり
クリック無しだとテンポがぶれぶれになったりしてしまいます。
同じ事をしていても考え方ひとつで効果が変わって来るので
より効率の良いトレーニングを心がけましょう!

クリックに対して自分が合わせるのではなく
クリックと一緒にカウントを取る。
ちょっと難しいですが、分かりやすく言うと
“クリックに付いて行く”のではなく
“クリックと一緒に行く”と言った考え方です。
たとえクリックを頭でとっていたとしても
クリックにおんぶに抱っこではなく
自分にクリックが合わせに来てるぐらいの気持ちで
クリック練習にはげんでください!

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