一見、”P-90″に見えるこのソープバータイプのピックアップ。
“P-90″といえばご存知、Gibson社のシングルコイルとして有名ですが、実は写真のこちらは”P-90″ならぬ、”P-100″というモデルです。
「見た目一緒だけど何が違うの？」
なんて声が聞こえてきそうですが、、、写真をご覧ください。
P-90がシングルコイルであるのに対し、P-100はこのようにコイルが上下縦に積まれており、スタックハム構造（縦積層型）になっています。
こうする事によってシングルサイズでありながらも、ハムバッカーのようなハムキャンセル効果を得る事ができます。
P-90のサウンドはシングルコイルでありながら「甘い」や「深い」、「太い」など、様々な魅力が挙げられる人気のピックアップですが、 短所として「ノイズが多い」という事がよく挙げられます。
その短所を補ったとされるのが、この”P-100″というモデルなんですね。（実際には、音質自体が変わってしまった、という意見も多いですが…）
他に有名どころでいうと、Fender Noiseless PUもこのタイプですね。“Noiseless”という名前の通り、ノイズが少ないのですが、それはこのピックアップがスタックハム構造になっているのが大きく関係しているという訳です。
こういった、いわゆる“シングルハムPU”では通常のシングルコイルでは得られない音の太さを持ちながらも、”ローノイズ”なサウンドを出す事が可能です。
・シングルコイルのノイズが気になる…
・通常のシングルコイルでは何か物足りない
・太い音が欲しいけど、ハムバッカーを載せるのは抵抗がある
などといったお悩みをお持ちのギタリストには是非一度試していただきたいですね。通常のシングルコイルやハムバッカーとはまた違った魅力を感じて貰えると思います＾＾
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