アコースティック・ギターのサウンドを決める大きな要素であるボディ材。一枚板で作られる「単板」と何層かに木材を積み重ねて作る「合板」があり、一般的には単板の方が音が良いと言われ、高価なギターに使われることが多いですよね。
今回は、ボディのサイド/バック材が合板か単板かを見分ける超かんたんな方法を紹介します!
単板のギター
サウンドホールからボディのサイド材を見た際に薄い木が縦に貼り付けられていれば「単板」の可能性が高くなります。単板のギターは強度を確保するために、このように割れ止めを張り付けているのですね。
合板のギター
同じくサウンドホールからボディのサイド材を見たときに、特に何も張り付けられておらず、ツルっとしていれば「合板」の可能性が高くなります。
合板の場合は材自体の強度が高いため、単板のように割れ止めは必要ありません。
バック材は?
さて、上記の内容でボディのサイド材が単板か合板かの見分けはつくようになったかと思います。ではボディのバック材はどうなのでしょうか?
…答えは「大体のモデルはサイド材と同じ」です。
中には、タカミネギターのように、ボディのサイド材のみが合板で、トップとバックが単板という仕様のものもありますので、すべてに適合するわけではないのですが、おおよその判断基準としてこれらの知識を持ち合わせておくと、ギター選びの際にも役立つと思います!
さいごに
単板と合板のかんたんな見分け方をご紹介いたしましたが、決してどちらがより優れている、というわけではありません。単板の音の良さに対して、合板のギターは強度が高く、路上ライブの際に重宝したりなど、使う人によって良し悪しは様々です。
○○の方が良い!○○はダメ!などの情報がネット上には無数にありますが、楽器はご自身の用途に合うものをご自身の好みで選ばれることをお勧めいたします。
もちろん楽器選びのサポートはさせていただきますので、当店にお越しの際は何でもお気軽にご相談ください!
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