アコギ音質の決め手!サイド/バック材の違い 

アコースティックギターの音質には、使われている木材の種類やボディ内部のブレーシングの形状、サウンドホールの大きさなど、様々な要素が関わっています。
今回はサイド/バック材の違いにスポットを当てて定番のモデルで比較してみましょう。

Martin 000-28



マーチンの中でも定番モデルとされる28シリーズ。
やや小さめのボディで抱えやすく、ドレッドノートでは大きすぎるという方や女性にも高い人気を誇ります。
トップ材はスプルース、サイド/バック材は重ための木材であるローズウッドで構成されているため、サウンド傾向はやや重ためで長いサスティーンを持ちます。
スリーフィンガーやアルペジオなどのフィンガープレイの際に低音の伸びが心地良く、しっかりとまとまりのあるコード感があるサウンドが魅力です。

Martin 000-18



こちらはサイド/バック材に比較的軽量なマホガニー材を採用した18シリーズ。
000-28と同じボディサイズなので同様に抱えやすく取り回しがしやすいモデルです。
こちらのモデルはマホガニー材の特徴がよく出ており、やや明るく軽快なサウンドが魅力となっています。ストロークプレイの際の歯切れの良さや、立ち上がりの早いサウンド傾向となっているため「弾き語りにチャレンジしたいけどドレッドノートは大きい」と感じる方に選ばれているようです。

まとめ

今回はマーチンのギターで比較しましたが、マーチンのギターはどのモデルも豊かな中音域を持っており、太いサウンドを持っている傾向にあります。しかし、同じマーチンのギターでもやはり木材の違いによるサウンドの違いは顕著で、木材を使用したギターという楽器の奥深さを実感させてくれますね。

ざっくりとローズウッドとマホガニーという括りで紹介させていただきましたが、これらも産地の違いによってサウンドの違いは如実に現れます。
ご自身のプレイスタイルや好みに合わせてギターを選ぶ際、そういった情報も知っていれば選択もしやすくなるかと思います。

ご来店された際は、気になる楽器があれば試奏だけでも大丈夫なので、ぜひいろいろお試しください!

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