アコーステックギター、どれを買うか買うか迷った時にどうするか。 

いつも記事をご覧いただきありがとうございます!

初心者の方でもベテランの方でも、どのギターを買うか悩むのは共通ですよね。

今回はめちゃくちゃシンプルに選び方に関する内容となります。

悩みやすい方の参考になればと思います。

それでは早速いってみましょう!

まずは見た目の好みから絞り込む

意外と見落としがちなのが、ルックスの好みです。

アコーステックギターなんてどれも一緒と思っていませんか?
よく見ると各社少しずつ特徴があります。

ヘッドのロゴはもちろんですが、単純に大きさの違いやくびれの具合、
カッタウェイの有無、ピックガードの形などよく見れば結構違いがあります。

もちろん音が良いのは大前提ですが、
正面から眺めた時にかっこいいと感じないと大体買い替えたくなります。

なのでおすすめの順番としては、かっこいいと感じるものをピックアップし、
その中から自分の好きな音のものを探すです。

特に初心者のうちは音の違いや良し悪しの基準がないため、
見た目がかっこいいから、色が綺麗だからという理由で買っていいと思います。

そうして買って演奏していくうちに、音は好きだけどデザインは嫌いだなとか、
かっこいいけど音は好きじゃないなどが出てくると思いますので、
そこで買い替えを検討すればいいと思います。
逆に最初に買ったギターのほうが良ければそのままでいいです。

ちなみにベテランの方にも基本かっこいいと思うギターを買っていただきたいですが、
ベテランになると耳が肥えているので、見た目は好きではないが音が好きなので買う、
ということでも構いません。
逆にベテランの方でしたら、好きな音が出るギターと、眺めて楽しむギターの複数所有もおすすめです。

蛇足ですが、自分はあいみょんさんが好きなのでGibsonのJ-45に憧れがあります。
が、結局音がしっくりこなかったため、一番音が好みだったMartinのD-28を買いました。
見た目はめちゃくちゃ普通ですし、眺めて楽しむ系のギターではありませんが、
音が良く、他に浮気しようと思わないのでその1本だけを所有しています。

 

こちら筆者所有のものと同型のMartin D-28です。

 

GibsonならこちらのDoveなんかも鳩が可愛くていいですね!

 

個人的にはYAMAHAのボディ形状もコンパクトで好きです。

 

好きな音が出るギターを選ぶ

楽器を買うならなるべく音が良いものを探すのが普通です。
では、あなたが良いと思うものはどのギターでしょうか。

ある程度弾ける状態でないと、好きな音が出るかどうかの判別はできませんが、
コードストロークが可能なレベルであればひとまずジャカジャカ弾いてみてください。

エレキギターでも言われることですが、
良いギターは、1音1音がはっきりと聞こえるなど音の抜けがいいです。
音の傾向は使っている木材によって変わるため、
温かみのある音、クリアでシャープな音などモデルやメーカーによって違いますが、
音抜けが良く響きが気持ちいいというのは良いギターである証拠です。

音の好みが100人いれば100通りあるので、
これが正解というのはないですが、1つの基準となります。

また、色んなギターを弾く中で、
気持ちいいと感じるギターのスペックを調べてみたら、
全てのギターがローズウッドのサイドバックだったなど、
ご自身の木材の好みなどが見つかることもあります。
そういった基準で絞り込んでいくのもおすすめです。

また蛇足ですが、自分はマホガニーのサイドバックがあまり好きではなく、
D-18はピンとこず、D-28を買いました。
憧れのJ-45を買わなかったのも同じ理由です。
このようにギターは弾けば弾くほど自身の好みがわかり、
掘り下げていくのが楽しいので、止められないんですよね。

用途によって絞り込む

もう1つ付け加えるとすれば、ジャンルや演奏スタイルなど、
用途によって使い分けるパターンです。

たとえばソロギターなどで、ハイポジションを使いたい場合、
カッタウェイのないギターの場合はかなり弾きづらいですので、
最初からカッタウェイありで探すことがほとんどだと思います。

また、ライブやスタジオの際にアンプやDIを使う機会が多い方であれば、
普通のアコギよりもエレアコの方が使いやすいため、
最初からエレアコを買う、ピックアップの後付け改造がされたアコギを買う、
といった選び方でいいと思います。

このように自分のやりたいプレイに合わせて絞り込んでいくと、
楽器選びは楽ですし、割り切って見た目や音よりも機能で選ぶのも良いかと思います。

またまた蛇足ですが、その機能が自分に必要かどうかは置いといて買ってみるのもいいと思います。
大は小を兼ねるではないですが、最初からカッタウェイ付きのエレアコを買ってもオッケーです。
汎用性が高いギターはどんな場面でも使えます。
私もアンプを通して弾くことがないくせにTaylorのエレアコが欲しい時期がありましたので…
また、画期的な機能を備えたギターであれば、とりあえず買ってみて後で使い道を考えるといった、
イレギュラーな選び方もいいと思います。

好きなメーカーにオーダーする

究極は、自分の好きなメーカーがあってオーダーを受け付けているのであれば、
オーダーしてしまうのもありかと思います。

もちろん自分の好きな音、出したい音が決まっていないうちは、
既製品で探していただいて全く問題ないです。

しかし、既製品をいくつもいくつも試して、
もう少しここを改善できたら…など好みが明確に分かっているのであれば、
それを実現してくれそうなメーカーやビルダーにお願いするのが早いかもしれません。

国産のギターメーカーやビルダーはオーダーを受け付けている事が多く、
木材から、サイズ、カラーなどお好みで選べることがほとんどです。

また、楽器店のショップオーダー品なども通常とは違う仕様となっていて、
たまたまお好みの仕様で作られている場合もあるため、
そういったギターを楽器店で探すのもいいと思います。

またまたまた蛇足ですが、
自分がもしお金に糸目を付けずにオーダーしていい状況だったら、
ASTURIASにお願いすると思います。
トラッドDかDカスタムを元にストローク用のギターがほしいです。

普段ベーシストなのでアコギは趣味程度にしか弾きませんが、
弾き語りでライブをするくらい弾くようになれば即買うと思います。

特にトラッドDはMartinっぽさは感じさせつつも、より発音が良くクリアな音で、
個人的に国産ギターの中ではぶっちぎりで一番好きなメーカーです。

工場が福岡県久留米市にあり、同郷ということもあって多少贔屓目に見ているかもしれませんが、
アコギが大好きな方にはぜひ弾いてみていただきたいと思っています。

今現在(2024/07/10現在)当店にはトラッドDやDカスタムの在庫がないので、
ASTURIASのホームページのURLを貼っておきます。

https://asturias.jp/

まとめ

いかがでしたでしょうか?

究極の1本を探すのは実は結構骨が折れるんですよ…

自分のプレイスタイルから音の好みまで、
研究し尽くした人にのみ最強のギター(自分にとっての)が手に入るのです。

昨今特に輸入のギターを中心に価格が高騰しており、
新品でギターを中々気軽に買える時代ではなくなってきております。今の物価上昇を考えますと、
10年後くらいには庶民には手の届かない価格になっているかもしれません。

なので、早めにご自身にピッタリのギターを見つけ、
売らずに長く愛用してくださいね。
(売っていただいたほうが当店は助かりますが)

それでは次回が私の最後の投稿となります。

いつも読んでいただきありがとうございます。

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