知る人ぞ知る懐かしアンプ紹介 Vol.8 

近頃は本当にいろいろなものが便利になったなと感じます。
特に音楽の配信サービスなどは、個人的に大きな事件でございました。
本当に最近まで、私はいわゆるサブスクリプション系のものには加入しておりませんでした。
昔に比べて音楽をゆっくり聞く時間が無くなったというのも理由の大きな部分を占めておりましたが、過去の蓄積していたデータで事足りていたということも理由でございました。

しかしながら、家族の電話の契約を見直す機会に家族で入るとお得ということがわかり、なし崩し的にサービスに加入することになりました。
最初は使わないだろうと思っていたのですが・・・
ちょっと検索してみると、あれもこれも聞けるじゃないか!!とその便利さの虜となりました。

データを探し、CDを探し、レコードを探し、引っ越しの際に紛失していたり、実家に置いてきていたことが判明したり。
結果持っていなかったら、中古やさんに探しに行ったり、WEBで売られていないか探したりという手間があったのですが、その必要が全く無いというのがまさにストレスフリーでございます。

もちろん、インディーズ時代の楽曲や、契約されていないアーティストなどもいるようで全てが手に入るわけではございませんが、概ねカバーしているのではないでしょうか。

新しい曲はもちろんですが、往年の名曲もたくさん入っておりまして、ついつい古い曲を探してしまう辺りは、歳をとったからでしょうか(笑)。

懐かしい曲を聞いておりますと、サウンドよりも歌詞の世界観や時代背景の方が大きく変わったのではないかと思うことがしばしばございます。

本日、ご紹介しようと思った懐かしアンプにも関わってくるのでございますが、特に「タバコ」についての認識が大きく変わったのだなぁと感じました。
詳細な楽曲は言及しませんが、
「煙草の匂いのシャツに~」
なんて歌詞は2023年では書かれないでしょうし、書かれたとしたらネガティブな意味で漢字も「臭い」となるかもしれません。

1980年代初期の楽曲ではございますが、当時の喫煙率は70%あたりなので吸っていない人のほうが少なかった時代のものということで、時代の流れを感じます。

今ではなぜこれが商品化されたの?と思われてしまうかもしれませんが、上記のような時代背景であったことをご説明した後であればご理解いただけるかもしれません。

前置きがずいぶんと長くなってしまいましたが、今回紹介させていただく懐かしアンプは
12-2
「Zinky Smoky Amp」
でございます。

本物の煙草の箱をリサイクルしようしパッケージとしており、コレクション性も高く、音もそれなりということで人気を博したモデルと記憶しております。

もちろんスピーカーは小口径なので、限界はあるにせよ見た目のイメージよりもしっかりとした音が出るというのがほとんどの人の評価ではないでしょうか。
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胸ポケットに煙草と思わせて仕込んでいたりというような持ち歩き方をされたいた方も少なくないのではないでしょうか。

それもこれも、ほとんどの人が煙草を持っているという前提があってこそですよね。
アンプ自体は電源スイッチすらなく、コントロールもございません。
シンプルに清い仕様でございます。

小さいからこそ全てを削ぎ落として、この仕様での最上の音を求めた最上の選択と評するのが正しいのかもしれません。

そんな時代の寵児だった当モデルでございますが、店頭に展示しておりましたら、WEBに掲載するまもなく売却となってしまいました。
それだけ今となっては希少なモデルとなった証と言えるかもしれません。

すごく値段が跳ね上がっているというわけではございませんが、こういった小型商品も買取させていただいておりますので、ご不用とお思いの方はお気軽にお持ち込みいただければと存じます。

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