今日は2月22日。「ニャー・ニャー・ニャー」という猫の鳴き声に似ている、ということで「猫の日」なんだそうです。
朝からラジオではスピッツの「猫になりたい」やDISH//の「猫」が流れておりました^^
そして、私も猫の日にちなみ「ねこふんじゃった」について書いてみたいと思います。
ピアノを習った人であれば「ねこふんじゃった」は、ほとんどの人が弾いたことがあるのではないでしょうか?
でも楽譜を見て弾いた記憶はありますか?
私も考えてみたのですが、やっぱり楽譜を見た記憶が無いんです。
誰かに教えてもらったか、なんとか自力で音を探したか・・・
でも子供のころに楽譜なしで必死で練習する曲って、他に無いのではないでしょうか?
「どうしてこんなにもみんなが楽譜無しで演奏する曲になったのか?」
元々、世界中で名前は違えど知られている曲ではあったのですが、日本でここまで広まった背景としては1966年にNHKの「みんなのうた」に採用されたことが要因のようです。
作詞を「さっちゃん」や「おなかのへるうた」で知られる阪田寛夫氏が手がけ、これまでの童謡や唱歌とも異なるポップさ、キャッチーさが受けてみんなが知る曲となったそうです。
でも、みんなが知ったとて、なんでそれをこぞってピアノで弾くようになったのか?
その歴史は本やネットでしらべても断定はできなかったのですが、どうやら曲自体が要因の1つなようです。
①「黒鍵だらけで難しいことをしてそう」
②「左手が右手を飛び越えるかっこよさ」
③「だけど意外と簡単」
①「黒鍵だらけで難しいことをしてそう」
弾いたことがある方はお分かりかと思うのですが、「ねこふんじゃった」って黒鍵だらけなんです。
「黒鍵が出てくる=難しい」というのは根底にあると思っておりまして、おそらく楽譜から入ると♭ばっかりで習いたての子供さんには逆にしんどいかもわかりません。
②「左手が右手を飛び越えるかっこよさ」
さらには途中から左手が右手を飛び越えて、なんやようわからんけど手を交差して弾かなければいけない!
そんな曲、入門書とかバイエルとかブルグミュラーに出て来ない!(バーナムなどの基礎練習本にはあった気がしますが・・・)
「これはかっこいい!」となる。
③「だけど意外と簡単」
そう、指の動き自体は「ミレ」を動かすのが難しいだけで、他には速い動きがありませんので、大技を披露する割に誰でも簡単に弾けるんです。
「みんなのうた」で日本中に広まり、それから50年以上経った今でもみんなが弾こうとする「ねこふんじゃった」。
音楽室で「ねこふんじゃった」のスピード競争をした日が懐かしいです^^
今日は猫の日。ちょっと童心に帰って弾いてみませんか?
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