オルガンのドローバー、何本にしましょうか? 

学生時代、バンドでシンセサイザーを始めたときに、一番わからなかったのがオルガンの音作りです。
とにかく「ドローバー???」な状態・・・

バンドを始めた20年以上前、インターネットは少ーしあるもののYOUTUBEもInstagramも無いわけで、基本はライブDVD(下手したらビデオ><)とキーボード・マガジンからの情報を頼りに試行錯誤しておりました。

そんなときにキーボーディストの先輩に教えていただいたのが、ドローバーの本数は「3本」「4本」「全部」の3通りでなんとかなる!と。
もちろんその後、ドローバー以外にも細かい設定ができることやバンドの構成や演奏場所に合わせて、難しく考えずドローバーのセッティングをおこなって良いことも知るのですが、たしかに「3通りでなんとかなってきたかも!」と思っております^^

ドローバーの基本的な内容に関しては、以前に投稿しました「デジタルシンセについている謎のレバーに戸惑ったことはありませんか?」をご覧いただけると幸いです!

下3本をすべて引き出し、あなたもジャズマンに!

下(左側)3本をすべて引き出すとジミー・スミスになれると言われました。
(サウンド以外は全然なれないんですが笑)

必ず「Jazz」系のプリセットに入っているセッティングで、まさに王道サウンドです。
こちらにコーラスを足したり、一番上の「1フィート」をちょっと足したり。

ロックバンドの王道は下4本!

これまたオルガンの右も左もわからないときに教えていただいたのが、「Deep Purpleのジョン・ロードになりたければ、下4本を全開にしなさい!」というものでした。

激しめのバンドだとフルドローバーのほうが良さそうに思っていたのですが、それではギャンギャンとうるさいだけになりかねないので、基本は4本に歪みを足して、ロータリーの調整をした方が良いよー、と。

ジョン・ロード氏自身もライブによってセッティングが微妙に異なるようなのですが(5本目の2 2/3がちょっと下りていたり)、ロックなサウンドには欠かせないセッティングかと思います。
こちらもシンセのプリセットに「Peep Durple」として登録されていたりするので、ぜひ探してみてください^^

盛り上げどころは全部出し!

まさにオルガンの花形サウンド。ドローバーをすべて引き出すフルセッティングです。
盛り上げどころや曲のエンディングなどで使用すると、グッと高揚感を高めてくれます。

フルのドローバーにはレスリースピーカーがセットで、その回転が上がるときのワクワクはなんとも言えません^^

もちろん、きちんと理論に乗っ取るとこのようなざっくりな設定方法ではいけないのかもわかりません。
そのあたりは何卒ご了承いただけると幸いです。

ただ、先輩方みなさん、「絶対という決まりは無いので、自分の好きにセッティングしたらいいよー」とおっしゃってくれました。

ぜひ皆様もご自身の好きなサウンドやバンドに合ったサウンドを見つけて、お楽しみいただけたらと思います!

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