【『パッと見だと見落としそう・・・』細かい仕様の違いに要注意】 

日頃より中古楽器を取り扱わせていただいていることもあり、モデルや製造時期の特定に関わることも多いですが、調べてみると実は「特定の時期だけ生産されていた限定品」「初期のみこの仕様で生産されていた」ということがございます。
こんな細かいところが・・・と驚かされることも少なくなく、相場にも大きく影響することが多いので、査定時にはよく注意しております。今回はそんなお品の1つを紹介します。

Maxon CS-550

日本が誇るレジェンドギタリストChar氏が監修したことで名高いMaxon CS-550。1995年に発売されてから現在も販売されていますが、仕様の違う初期型が存在します。

パッと見るとカラーリングやノブの数も一緒なので気付かなさそうですが、本モデルは比較的分かりやすいポイントがあります。
現行モデル:筐体の正面/右上に「▲M-LEVEL」の記載のみ
初期型:筐体の正面/上部に「DC IN.(+)―◎―(-) DC10V ONLY」の表記あり

CS-550 初期型

こちらは初期型。DC10V ONLYの表記が見えます。

また、電源ON時のLEDの色も「現行モデルは赤色、初期型は透明」という点もあります。

CS-550 現行品

こちらは現行品

基本的には古いバージョンが希少価値が高く、査定も高くなる傾向はあります(Fulltone OCDシリーズのようなバージョン毎に人気が違うパターンもありますが)。長らく愛されてきた定番モデルだからこそ、知る人ぞ知るマイナーチェンジポイントがあったりするので、古くから続くメーカーの製品、モデルをお持ちの方は一度調べてみてはいかがでしょうか?実は思わぬ価値がある商品かもしれませんよ!

(完全に余談ですが、9Vが主流の現代において10V仕様のCS-550はかなりの曲者ですね。入手する際は純正アダプターが付属していますように・・・。)

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