サウンドメイクの練習 

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お店をやらせていただいておりますと、大変ありがたいことに長いお付き合いのお客様というのがチラホラいらっしゃいます。
中には演奏をお仕事にされている方もいらっしゃいまして、接客とはいえ身近でプロの演奏を拝見させていただく機会が多いというのも、この商売の役得と言えるかもしれません。

先日もそういったお客様にご来店いただきました。

その方が試奏されておりますと、別所で作業しているスタッフが気になって見に来るぐらい(笑)
いつも見事な演奏でございます。(もちろん、試奏なので、100%の力を出してはおられないとは思いますが。)

その日、スタッフ同士でも少し話題となったのですが、語弊を恐れずにそのプレイを評するならば、

「うるさく無い」

のです。

わかる人にはわかるかもしれませんが、これが「言い得て妙」で非常に的を得ているのです。

音量の話ではなく・・・、言い換えるのであれば

【嫌な音がしない】

とも言えるでしょうか。

例え話で言いますと、その方と私(プロと比べられる力量では無いので恐縮です)が、同じアンプで同じ音量でプレイしたとしたら、恐らく、私の演奏はうるさいと感じる方が多いのではないかと思います。
もちろん主観の部分もあるかと思うので、全てに当てはまるセオリーではないとは重々承知でございますが、この商売を長年しておりますと上手い人に共通する性質である気もしております。

あるスタッフは「耳がいいんですよ」と表現しておりましたが、正にその通りでしょうか。
演奏技術が卓越しているのは当然なのですが、それに合わせて音作りのセンスが非常に高いという風にいえば伝わりやすいかもしれません。
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元々備わっている才能の部分もあるかとは思いますが、
「音作りの研究や練習」をしているではないかと思います。

楽器の練習はするのに、アンプや機材の使い方は無頓着ということは無いでしょうか?
かくいう私は、現役時代まさにそうでした・・・。

例えるのであれば、こういうことでしょうか。

プロ野球選手は、野球の練習はもちろんしています。
それだけか?
いや、そうではないはずです。
この球場はこちら向きの風が強いから、左打者は不利だとか、フライは流されるからこの辺りに守っていないといけない。
という球場に合わせた計算や練習もしているはずです。

ここが、アンプの使い方や音作りにあたるでしょうか。

こう考えると、いい演奏をするためにはここまでやってセットと思うのは本来自然なことでしょうか。

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若い時に気づいてたらなぁ~ということもたまに思ったりする訳ですが・・・(笑)
こういう職種に携わらせていただいているので、困っている人に伝えられたらなぁ~とも思うわけでございます。

音作りに迷っているんで話だけでも聞いてもらえたら・・・というのでも是非ご来店いただければと。
実店舗の強みというのはそういう所だと思いますので、微力ながらお役に立てることがあれば幸いにございます。

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