こんなん誰が買うんですか? ~奥深きジャンクの世界~  

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寒くなったり、暖かくなったりと・・・「気候が不安定で服装に困るなぁ~」と思う今日このごろでございます。

緊急事態宣言も解除されまして、僅かではございますが以前の生活に近づいている節も出てまいりました。

あくまで私の周りのことではございますが、緊急事態宣言の解除の時期が元々イベント事が多い季節ということもあり、年間スケジュールのタイミングが合ったと言いましょうか、子供や学校・地域の催しなどが随時開催されるようになりまして、趣味に使える時間がやや少なくなってきた方が多いのかなと感じております。

逆に考えますとコロナ禍の状態は、できなくなることが増える反面、選択肢がいい意味でも減って一つの事柄に対して割ける時間が充実したものになっていたのかもしれませんね。

上記のような事が関係しているかどうかはわかりかねますが、店頭にご来店いただける方の比率の中で、買取の方がやや多くなった印象でございました。

売っていただける商品が増えてきますと、商品を陳列・保管するスペースが少なくなってまいりまして所狭しと工夫して並べることになるわけですが、スペースには限りがございまして・・・普段であれば店頭に出さないような商品も時折店頭に出さざるを得なくなることがございます。

それは、どういう商品かと申しますと、いわゆる「ジャンク/訳アリ品」という類のものでございます。
私共のように、日々中古品の買取や古い年式の商品を取り扱っているものからするとそこまで珍しいものではないのですが、時折ご来店いただいたお客様よりご質問をいただくことがございます。

「こんなん誰が買うん?」

タイトルの通りの質問でございます。

私もリユースの世界に入るまでは、全く同じことを思っておりましたので、
本当に素朴な疑問なのだと存じますが、探していらっしゃる方も当然いるから商売が成り立っております。

では、いったいどういう取引があるのか?が気になるところかと思いますので、いくつか実際にあったことをお話できればと存じます。

<ケースA>

ある日お客様がご来店されるなり、
「壊れているエフェクター無いですかね?」
とお問合せいただきました。

正直に申し上げますと、驚きましたが、お話をお伺いしてみると
「壊れている電化製品などを修理するのが趣味」
なのだそうです。

別に売ったりするわけでもなく、修理が成功したあとのものに興味はないと仰られておりました。
うまく修理ができたあとは、ご友人などにあげるそうです。

<ケースB>
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ある日、店頭でアンプを物色されている方がいらっしゃったのでお伺いをしたところ、

「12インチサイズぐらいのスピーカー搭載で、とにかく安いものはどれですか?」

とお問合せをいただきました。
壊れているものでもいいと仰られましたので、「修理するんですか?」
とお伺いしたところ、
自宅用のキャビネットを一から製作していて、筐体だけが欲しいという事でございました。

側だけが欲しいという事ですね。

他は使えるものは使ってなにか作るか捨てるか考えるとの事でした。

<ケースC>

ある日、10代後半ぐらいの方見えられて
「できるだけ安いフルートないですか?」
とお問合せいただきました。

こちらもお値段をお伺いしていると、安ければ安いほどいいと。
そうなってくると、いわゆる「ジャンク品」しか無いんですが・・・
とお伝えしたところ、普通ならがっかりされるかと思うのですが、
「壊れてるものあるんですか!」
とむしろ喜ばれまして、お話をお伺いしましたら、リペアの専門学校に通われている学生さんのようで、自主練習用に壊れているものが欲しかったとの事でした。

他にも、パーツ取りに使いたい、改造ベースとしてなどなど・・・。
本当にいろんな方がいらっしゃいます。

なので、もし故障しているから捨てるしか無いなぁ・・・と思っていらっしゃる楽器があるのであれば一度お見積りに出していただければなぁと思います。
意外と簡単に修理ができるものや、パーツだけで価値が見いだされているものなどもありますので捨てる前に検討いただけると幸いでございます。

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