蘇る80’s 

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当店に興味を示していただいたり、私どもの投稿するSNSやブログをチェックしていただいている方は、ある種「憧れ」を大事にされている方も少なくないのではないでしょうか。

かく言う私も、そのうちの一人であるかとは思っており

「●●が使っていた■■です」

というのに非常に弱いわけでございます。

なぜこのようなことをブログに書こうかと思い立ったかということでございますが、先日なにげなくネットニュースを見ておりましたら「伝説のスティング着用モデル再発」という記事を目にしたからなのです。
私はリアルタイム世代ではないのですが、1985年に開催された20世紀最大のチャリティーイベント「LIVE AID」で、スティングが着用していたG-SHOCKが再発されたそうです。(仕様は微妙に違うみたいですが)

10代の頃は、ファッション雑誌の代用に音楽雑誌を見て参考としていた自分にとって
【アーティストが好んで着用しているもの=かっこいいもの】
という図式ができあがっているもので、そんなことを聞いてしまうと「いいなぁ~」と思ってしまうわけです(笑)。

時計とアーティストという話となりますと、避けては通れないのが、HAMILTON/VENTURAとプレスリーでしょうか。
1965年の話ながら、未だに語り継がれているのはさすがKING OF ROCK’N’ROLL。
いつかは手に入れたいと思っていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか。

少し脱線してしまいましたが・・・、LIVE AIDがおこなわれていた80年代。
音楽業界的にも変革期だったかと思うのですが、日本のメーカーにとっても同じく躍進のチャンスが訪れたタイミングだったのではないかと思います。
事実、先のG-SHOCKもですが、1983年に発表された日本製の腕時計が、2年後にスティングの目にとまる程、海外で受けているわけです。

同時期に公開されていた映画に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの中で登場人物同士のやり取りで

「日本製のパーツなんか使っているのか?だから壊れるんだ」
「何言ってるの?今はほとんど日本製のパーツだよ?」

というようなシーンがあるのですが、当時を知る上で印象的なシーンなのかもしれません。

映画つながりで言うと、同時期に公開されてヒットした「ゴーストバスターズ」にも、主要キャラクターの腕時計としてSEIKOの商品が使われているのも、裏付けになるかもしれません。(今ではすごいプレミアがついている)

そして、楽器の業界でも大きな躍進があったタイミングだった気もします。

1975年に設立されたESPがアメリカに進出したのは1981年。
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その後の活躍は言わずもがなではございますが、やはり80年代の後半にMETALICAとの契約が大きかったでしょうか。
タイミング的には偶然かと思いますが、長年作らなかったプロモーションビデオを製作し始めたタイミングと前後するのもプラスに働いたのは間違いないでしょう。

というのも、当時のセールスに切っても切り離せなかったMTVの存在。
1981年から始まったMTV。
プロモーションビデオを製作して、曲をプロモーションしアーティストを売る。
(最近のムーブメントで似ているのはYoutubeでしょうか)
今となっては当たり前と思われるかもしれませんが、MTVが作り出したシステムです。

81年から始まっていたにもかかわらず、様子見に徹していたMETALICAがMTV参戦していくタイミングで契約ができていたのは、後に多くのキッズに憧れを抱かせるのに十分だったはずと推測してしまいます。

また、80年代は日本人アーティストとしてLOUDNESSがビルボードのチャートに入ったりというのも衝撃的でした。

この記事のきっかけとなった時計やファッション用品は、ここ数年当時の商品がまた注目されて再発されるというのは意外と多いのですが、楽器も色々と再発して欲しい所ですが、中々難しいのが実際の所ですよね。
悩ましいところでございます。

「今はもう使っていないけれど、そういえば当時のものが残っていたな」
と思い当たる方は、見積もりなど出してみると思わぬ価格になることもあるかもしれません。
その際は、ぜひ中古楽器専門店Qsicよろしくお願いいたします!

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