【『日本製?台湾製?え、やっぱり日本製?』過渡期に生まれたレアなBOSSペダル】 

先日珍しい商品が入荷しました。それがこのBOSS OD-1。

OD-1 正面

「いやよくあるモデルやん」と思われるかもしれませんが、バックパネルに近づいて見てみると・・・、

OD-1 Roland Japan

”Roland JAPAN”の文字が。

「え?Made in JapanやMade in Taiwanじゃなく?もしかして偽物・・・」と勘ぐる方もいらっしゃるかもしれませんが、れっきとした正式モデルなんです。

【中身は違う?】

まずこちらの個体には台湾製の基盤が使われています。内部を開けて見てみると、ちゃんとMADE IN TAIWANとしっかり記載。

OD-1基盤  

じゃあ肝心のオペアンプはというと、なんとNEC C4558Cが搭載されています。

OD-1 オペアンプ

このオペアンプを搭載したモデルは今でも人気は高く、高値で取引されています。

国内生産から台湾の工場での量産体制に移行する流れで、”Roland Japan”表記のモデルが一時期出回っていたようです。(それも1980年前半ごろのみ)

日本製か台湾製の区別については、サウンドの中枢を担う基盤が台湾で作られているので、台湾製ということにはなるんでしょうけど、実力については折り紙付き、なおかつ非常に希少価値の高いOD-1になっています。お探しの方はぜひお早めにお求めください!(まだ2021/3/4時点ではネットには掲載していないので、直接お問い合わせも受け付けています)

【マイナーチェンジを見逃すべからず】

マイナーチェンジ

ある時期からモデル名の表記が入れ替わったり、ハイフンが入ったり入らなかったり、のようなマイナーチェンジによるレアモデルは意外と多く存在します。そんな掘り出し物との出会いも、中古楽器の楽しみの1つですよね。皆様も楽器屋を巡ることがあれば、ぜひ細かい部分もチェックしてみてください!

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